これからの「P5」

日本はアジア版NATOの創設に急げ – 外交 (fc2.com)

ポーランドなど東欧3カ国首脳、ウクライナ首都を訪問 (ロイター) [リビウ/キエフ 15日 ロイター] – ポーランド、チェコ、スロベニアの東欧3カ国の首脳は15日、ウクライナの首都キエフを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、外国の首脳がキエフを訪れるのは初めて。3首脳は列車で現地入りした。

ポーランドを含め3カ国の首脳が、15日に列車でキエフ入りして会談を行った時点で、首都キエフ防衛が成功している証明になります。本来なら、戦時下に他国の首脳が集まれる訳がないですから。

ロシアの軍隊では、無線や携帯が旧式で、会話がウクライナ側に完全に傍受されているようです。軍組織も将校の数が多すぎて、下士官が少ないという逆三角形であり、命令系統が上手く機能していないと新聞にありました。

しかも、前線の兵士は経験の浅い若い兵士ばかりで、中には半強制的に志願兵の契約を結ばせて、戦地へ投入しているようです。これでは士気が上がる訳はありません。

仕方ないので、戦争経験のあるチェチェンの傭兵部隊が加わってますが、死なない程度に、弾よけ戦車の後方で適当に進軍しているという体たらく。

一方のウクライナでは、日本人を含む欧米の50ヵ国から約2万人の義勇兵が集まり、続々とウクライナ軍に入隊しています。ただこれは、ウクライナの正規の軍人として承認されなければ、国際間で難しい問題になりますから、入隊手続きは適正にする必要があります。

世界を永久支配する「P5」に疑問!: 多摩湖畔日誌 (cocolog-nifty.com) 

「パーマネント・ファイブ(Permanent 5)」とは、国際連合の常任理事国の略で、単に「P5(ピーファイブ)」と呼ぶ。

さて、この紛争後のロシアは国連でどうなるのか? 他国で、これほどの残虐行為を働きながら、知らん顔で世界の5大盟主の座に居続ける事が出来るのか? 残念ながら出来ます。今の国連の体制では、P5の「拒否権」がある以上、どうにもなりません。

昔も今も、世界は全て「P5」の言いなりです。何があっても、自国の国益に反すれば拒否権を発動すれば良いだけ。

しかし、7年前にフランスがメキシコと組んで、「大規模な虐殺行為などをした場合」は、拒否権の一部を制限するという案を国連に提示して、105ヵ国の賛同を得ましたが、米国などの常任理事国の反対で成立しませんでした。

しかし、もしこの度、この拒否権の一部を制限するという案件が出されて、反対する常任理事国があれば、ご想像通りの手酷い制裁に合うでしょう。

シナはアジアの盟主として続けて君臨したいので、賛成するしかないと考えられますが、台湾問題も含めると、どういう立場を取るかが気になります。

日本がフランスと共同で出せば、アメリカは乗るしかないですね。イギリスも即座に乗るでしょうから、ロシアとシナのこれからの出方を見る良い機会になります。