他人事ではない

ロシアが全面侵攻、南部に上陸 ウクライナに戒厳令 – 産経ニュース (sankei.com) 2022‐2‐24

プーチン氏は演説で、先に「独立」を承認した親露派支配地域などにロシア軍を派兵すると事実上命じた形。作戦の目的は親露派支配地域に住む「自国民保護」と、北大西洋条約機構(NATO)の拡大に対応してウクライナを非武装化させるための「自己防衛」だと主張。ウクライナの占領は目標としていないと述べた。ウクライナ軍に抵抗しないよう呼びかけるとともに、「流血が起きた場合の全責任はウクライナ政権側にある」とした。

プーチン氏は外部からの干渉があった場合、ロシアは即座に対応して「歴史上、直面したことのない結果」を与えると警告。「ロシアは世界で最も強力な核保有国の一つだ」とし、「ロシアを攻撃した者は敗北と恐るべき結果を引き起こす」とも警告した。

ついに始まりました。やはり、何年も前から綿密に計画された軍事侵攻であった事は間違いないと思います。

北京五輪前に、北欧バトル海から地中海を通過して、黒海までロシア艦隊を移動させ、ウクライナ南部二コラエフオデッサを侵攻。ウクライナ北部の隣国ベラルーシから首都キエフに侵攻。独立承認したばかりの2国からマリウボリへ侵攻。クリミア半島からも重量戦車部隊と地上部隊が侵攻。

その半年間、欧米は全くの無策で、ロシアの本気度を図る事さえしませんでした。侵略者を誉める訳ではありませんが、戦術の格の差は歴然としています。

日本がその間、経済制裁としたのは、ロシアが独立承認した2国の関係者に対する資産凍結。私が調べた中では、この2地域へは日本は直接輸出入していない。つまり、見せかけだけの効果の無い制裁。

しかも、日本の官僚達は、「ウクライナの事は日本には関係ない」と、国際感覚のブッチギレた愚かな発言が大勢を占めているなど、危機意識は微塵も感じられません。平和ボケの極みですね。

台湾は、ロシアの動きを見て、シナの監視を大幅に強化し始めました。特に台湾に住むシナの内通者による「混乱や陽動」に、神経を尖らせているようです。今までの動きを見ると、バイデンも仏・独も、ウクライナへ介入する事はありません。シナは、日本を含めて今の欧米の動きを見ています。

今からは、ウクライナの悲惨な映像が、毎日テレビで繰り返されるでしょう。しかし、ロシアは、「自衛の為の特殊作戦」であると明言しています。これは、シナの得意とするもの。

シナが、台湾に侵攻するなら、やはり制空権を取るために、台湾各所の空港と基地をミサイルで撃破するでしょう。そして、上陸するのは断崖絶壁の多いシナ側の台湾海峡ではなく、台南の高尾市と台北だと思います。

その台北や松山空港への侵攻には、台湾からわずか110㎞東の与那国島が必要です。与那国島は、人口約1700人、面積28㎢、1時間で周回出来る小さな美しい島ですが、その島に約160人の自衛隊員が沿岸監視隊として常駐しています。

日本最西端の与那国島にも、島民を含めて、沖縄や日本本土の防衛のために、若い自衛隊員が頑張っている事を、感謝と共に忘れては行けません。ウクライナという有事は他人事では無いのです。