歴史の真実

昨年の12月議会で、「はだしのゲン」について一般質問しましたが、全体時間が無くて、質問に組み込めなかった「子供の教育」の再質問原稿です。ここに掲載します。

約6年半、日本占領軍(GHQ)の総指揮をとったマッカーサーは戦後、アメリカ議会で「日本の戦争は自衛のための戦いだった」と明確に証言しています。

世界中から非難を浴びた真珠湾攻撃でも、アメリカは無線傍受で、日本軍の動きを最初から把握しており、12月8日当日の湾内には中古の軍艦だけ残し、全ての新型軍艦・空母をハワイ沖に避難させていました。しかもルーズベルトは、ハワイの住民や軍人には、日本の奇襲攻撃を全く知らせず、ハワイの国民を見殺しにしたのです。

これは、アメリカで公開された公文書から既に明らかになっています。

また、資源の無い日本は、開戦前1937年にABCD(米・英・中・蘭)包囲網で、石油を含む主要な輸入品を止められ、経済制裁を受けていましたが、それでも日本は、話し合いで解決の道を探ろうと努力していました。

「ハルノート」をご存知だと思いますが、何とか戦争を回避しようと努力を続けていた日本に対するアメリカの最後通牒でした。(私的要約:満州・台湾・朝鮮半島等、利権を含めて全て手放し、日本列島に閉じこもれ。欧米への抵抗は絶対に許さない)

「このようなものを出せば、モナコのような小国でも戦争を起こす」とまで言われた文章であり、日本はこの過酷な内容に唖然としました。日本が到底受諾出来ない内容と判りながら、アメリカは通告を出したのです。

又、このハルノートはアメリカ議会を通さず、国民にも知らせず、秘密裏に、日本に手渡された事実も明らかになっています。

ルーズベルトの天敵といわれた、共和党のハミルトン・フィッシュ議員は、アメリカがヨーロッパの戦いに参戦する事を、正面切って反対していました。当時の国民の90%以上も同意見でした。しかし、このハルノートの最後通告を知らないアメリカ議会も国民も、日本が宣戦布告もせず、いきなり真珠湾に攻め込んだと激怒し、国をあげて一挙に開戦に突き進んだのです。

当時、ドイツの侵攻でフランスは陥落(かんらく)し、アメリカの参戦が無くては、ヨーロッパは破滅の瀬戸際にありました。そこで、英のチャーチルの強い参戦の要請で、ルーズベルトは、国民世論が戦争もやむなしとなるよう、日本軍を戦争に引きずり込んだのです。ヨーロッパを助けたアメリカの英雄になる事を夢見て。

ハミルトン・フィッシュは戦後、「私は、ルーズベルトが日本に対し、ハルノートという恥ずべき最後通牒を送り、日本の指導者に開戦を強要した事を、恥ずかしく思う」と、演説しています。

これが、史実に基づく戦争の発端です。日本以外の国々は国益のために、どうすれば戦争を防ぐ事が出来るかを、日々研究しています。国は、国民の生命財産を守る事が最優先課題だからです。その為には子供の時からの教育が大事だとは思いませんか?