スナク英首相について

移民家庭からエリートへ、夫婦資産は1200億円…スナク英首相 (msn.com)2022‐10‐26 【ロンドン=尾関航也】

英国の新首相に就任したリシ・スナク氏(42)は、インド系移民の家庭出身だ。教育熱心な両親のもとで英国の典型的なエリート街道を歩み、政治的に不利な条件を克服して頂点に上り詰めた。【中略】

ロンドン金融街でヘッジファンドの投資業務に携わっていた2008年秋、リーマン・ショックに遭遇する。金融機関の信用不安が世界経済の危機に発展する連鎖反応の恐ろしさを体感したという。財政規律を重視する立場から、財務相時代は、減税を打ち出そうとするボリス・ジョンソン首相(当時)の要求を拒んだこともある。

今朝の産経抄には、「インド人に人種的嫌悪感を抱いていたチャーチルは、かって植民地だったインド系のスナク氏が、英国首相になるとは夢にも思わなかっただろう」と書いています。

米国でも、かって奴隷として使役したアフリカ系黒人のオバマ氏が、大統領になったのですから、日本人的な感覚では、人種差別は無くなったように感じますが、実際には米・欧の白人社会は頑迷です。

その上、スナク氏の出身であるインドは、カースト制度が残る国↓。今でも強烈な差別が、差別と認識されずに存在する国です。

【インド】現在でもカースト制度が色濃く残る差別大国の危険な女性ひとり旅#146 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)

また、『私の宗教と文化的な背景はインドにある」と、スナク氏は度々、「ヒンドゥーの誇り」を強調してきた』との記事にあるように、歴代英国王室が信仰するキリスト教徒でもありません。

確かに経済政策において、前トラス首相の「インフレなのに減税を」という政策よりはマシですが、EUとの種々の関税をめぐって、英国経済は相当に疲弊していますから、このインフレ突破には時間が掛かります。

又しても、途中交代という事態にならないよう祈るばかりです。日本の安全保障のためには、欧州の政治経済の安定が必要ですから。

*事故については、ご心配をお掛けしました。後遺症は残らないようです。学校には、あちらのご両親が対応されたようです。

*狂犬さん、あなたは書き込み無期限停止の筈ですが? それとも、ブログ製作人に、投稿出来ないようにお願いしなければ、言う事を聞いてもらえないのでしょうか? 狂犬に強権を使うなんて、、そのような事は出来るだけしたくないので宜しく。