台湾独立

>そして,これこそ歴史のタブーなのですが,台湾が一独立国としてでなく,一地方としてどこかの国に属するのだとしたら,そりゃ「日本」の方がいいのでしょう.これだけは,台湾に行ってみたら肌で分かります. もちろん,これまた歴史的経緯をもってして,これは禁句中の禁句になっていることです.が,本気で台湾人が望むのであれば,これもまた一つの選択肢になります  

多くの異民族を含めて、中国大陸を支配した朝廷は、自国を「中華:世界唯一の文明国」と呼びました。(シナ人は今でも、自分達を華人と言うそうです)

中華の四方に居住し、朝廷に帰順しない周辺民族を、蔑称で東夷・北狄・西戎・南蛮と呼び、日本が日清戦争後に支配するまで、国としての体をなしていなかった台湾は、17世紀頃からオランダやスペインの侵略を受け、清朝時代に福建省台湾府になり、1895年の下関条約で日本に帰属。

1945年の大東亜戦争終結で、共産党軍に敗退した蒋介石軍が、日本を退けて台湾に入り、中華民国を立上げる。 台湾は、1971年に国連代表権を喪失し脱退。1972年に、田中角栄が日中国交正常化などという馬鹿げたことをやって、台湾と国交断絶。 裏で、キッシンジャーなどというシナの回し者が動き回ったとはいえ、いきなり相談も無い中での日中国交正常化にはアメリカが怒り心頭。 ロッキード事件と言う訳の判らない疑惑で、角栄を失脚させたことは皆さんご存知だと思います。

1981年、鄧小平が一国二制度による中国と台湾の統一を提案。 冷静に考えれば、日本統治で国家意識が芽生え、蒋介石の中華民国独立で、台湾は完全に独立国家になった訳ですから、この鄧小平の小狡い統一提案が今の問題点のようですね。

一地方が、国として独立するためには、防衛力と外交・内政面・財源確保も大事ですが、国際的な動きは結構簡単です。 例えば、広島県が日本から独立したいなら、県民の同意を得て、広島県議会と政令指定都市の広島市議会の音頭で、各市町の議会をまとめ、広島県独立宣言を国連に提出。 その後、国連常任理事国の1つでも、独立を正式に承認すれば、日本政府と対等の話し合いが出来ます。 まあ、広島県レベルでは、防衛力1つから不可能ですから、シナの食い物になる他はなく、出来る話ではありません【笑】 横道にそれました。  

シナが清の時代の歴史を盾に台湾を属国扱いするなら、日本は満州を属国扱い出来ます。  シナと台湾は、日本統治と中華民国建国で、完全にシナから切れた時期がありました。また、中華民国政府は、一度もシナに帰属してはいません。  

だからと言って、日本帰属では、日中全面戦争になりますから、アメリカがそれを許さないでしょう。  やはり日本は、台湾独立を経済支援し、アメリカは軍事支援でサポートしていくのがベターだと思います。  国際的な政治判断に、ベストは存在しませんから。  

習近平の言う領土拡張の根拠は、とても脆弱で身勝手なものです。 異民族と何度も入れ替わったシナの国土で、我が国中国は4000年の歴史があるとかいう大ボラを吹くなら、アメリカも、インディアンが北米大陸に住み始めた過去まで自国の歴史だと言い張れます。  シナは、たった70年の歴史しかない国なんです。万里の長城を作ったのは、あんたらの祖先じゃありませんからね。