コウロギ論争

《なぜ炎上?》昆虫食の専門家が語った「反コオロギ騒動」の背景にある誤解と圧 (msn.com) 2023‐3‐26

そもそも広く一般から注目されたのは、2013年にFAO(国際連合食糧農業機関)が昆虫食についての報告書を発表したのが出発点だ。これまで途上国の野生食材として2000種以上が数億人に食べられてきた昆虫について、あらためて先進国「も」真面目に未来の食糧として考えよう、と提案された。日本ではニッチな存在だった郷土食から、2015年からはSDGsの追い風もあり、需要にマッチしたキャッチーな食品となったのだ。

半分以上、どうでも良い話題なのですが、こんな所にも国連絡みのSDGsのアホな追い風が日本に吹いています。

日本の食糧自給率が低いのは、「自分で作るより輸入した方が安いやないか」と、アメリカのグローバル戦略に乗って、ほとんどの食料を輸入に依存させた政治の責任です。

欧米は、自国の食糧自給率向上のために、日本の補助金なんて比べ物にならない程の補助金を、直接農家に投入しています。食料は自国の安全保障の要であり、直接的に人を殺さない兵器に相当するものですから。

その生産システムを維持するためには、自国の需要だけでなく、輸出量を増やす必要がありますから、米はその主なターゲットを日本にしたということ。

それに気付かず能天気に、自国の農業生産量と生産者を激減させていった日本の政治家の頭には、国益という観点は無かったのでしょうか?

コオロギが食えるなら、食えるようにすれば良いだけの話で、大袈裟に考えるネタでもありませんが、例えばの話、日本では”おから”が年70万トン「廃棄物」として捨てられています。

大豆イソフラボンが豊富なおからは、更年期の女性に良いとされますし、タンパク質が豊富ですから、色々な料理に活用できます。

こんなコオロギの食品化を急ぐよりも、おからの有効活用研究に補助金を出す方が現実的ですし、虫嫌いのお母さん達にも、理解してもらえ易いのではありませえんかね【笑】