地方議員

地方議員のなり手確保へ「報酬水準の議論を」 地方制度調査会が答申 (msn.com)2022‐12‐21 

 地方の行財政制度を審議する岸田文雄首相の諮問機関「地方制度調査会」(地制調)が21日、地方議員のなり手確保を促す答申を決めた。女性や勤め人の参加が進むよう、報酬水準の見直しや夜間・休日議会の開催などに各議会が主体的に取り組むよう求めた。複雑化する地域課題への対応には、多様な議員が欠かせないと指摘している。

 答申は、なり手が少ない女性や若者、勤め人などの多様な人材が議会に参加しやすくなるような環境を整備する必要があると指摘。

 小規模な市町村では議員報酬の低さがなり手不足の要因になっているとの指摘をふまえ、報酬の見直しをすることも提案した。月額平均報酬は市議で40万7千円、町村議で21万6千円にとどまっているからだ。その際、議員活動が住民自治や福祉の向上にどう役立っているかを示すことで、住民の理解を得るよう検討が必要とした。

廿日市市は来年10月の補欠選挙に、噂の域ですが1人枠に4人の立候補者が出ると。。。 今の廿日市市議会定数28人の過半数は60歳超えで、70歳超えは約1/3です。

私が市議会議員になった時の議員の平均年齢は県内で最も若い50代でした。給与は部長職とほぼ同じだったのですが、24年間の間に2万円UPしただけですから、今は係長職以下の給与水準のようです。

しかも、公務員に普通に支給される残業代や住宅手当や危険手当などの諸手当は無し。また、市町村議員には議員年金も、退職金もありません。(都道府県議員や国会議員には議員年金はありますけどね)

この上、市町村議員には4年に1回の選挙があって、少なくとも選挙の3か月前から昼夜毎日、知らない家のインターフォンを鳴らして、罵声を浴びながらも笑顔を返さなくてはなりません。

また個人差はありますが、少なくとも型落ちのレクサスが買える程の選挙資金も必要ですから、この過酷とも言える選挙活動を知れば、若い優秀な普通の人が議員を目指すと思いますか?

廿日市市の議員歳費は月額42万ですが、手取りは約33万円。これでは、小さな子供が居る若い人に「議員に出ないか?」って、」言えないでしょ? 4年後の当選の保障も無いのですから。

まあ、廿日市議会の倍以上の歳費がある広島市議会ならば、議員が専業で出来ますけどね。まあ、かたや財政規模10倍の政令指定都市ですから、全てが違うのは仕方ありませんよ。

さあ、来年4月は統一地方選挙です。廿日市市は県議会議員選挙。広島市は市議会議員選挙もあるんですよね。

河井問題で、保守の大切な議員さん達が失職して立候補出来ない状況。今の広島県の保守をコントロールできるのは、自民党広島県連新会長の平口さんなんですよ~