どっちが上か?

>政調会長に高市議員が就任されたことは重畳とは思いますが、党内政策の上程権限が総務会長にあるのだとしたら福田議員の手腕次第ということにもなるのでしょうか。高市議員が夫婦別性他、ヤバめの議案を葬っても建設的な「政調会長議案」も、先送りになるのではと危惧しております。可能な範囲での解説をお願いいたします。

政務調査会: 党の政策に関する調査研究や各種政策立案を行うための組織。党のマニフェストや政策について話し合う処で、政務調査会長は発言力が強い次期総理候補が多いのと、政調会には各派閥の重鎮が多いので、政調会を通過したものを総務会で廃案にする度胸が、今の福田さんにあるとは思えません。

総務会: 総務会は自民党の最高意思決定機関で、総務会長が会の議長となり、党の運営及び国会活動に関する重要事項を審議決定します。地方議会の議会運営委員会と同じ立場ですね。会は全会一致が慣例で、審議は既に他の委員会で出し尽くされており、野田聖子のような能無しでも采配出来る事が、近年証明されています。

総務会を通った法案は党議拘束が掛かるのが原則です。つまり、総務会で決まれば、自民党の国会議員は賛成するのが基本。また、通常、政調会・総務会には一年生議員はいません。各派閥から大臣経験者などの重鎮がバランス良く選ばれてます。

全会一致が原則ですが、そのルールが破られたこともあります。小泉政権での郵政民営化関連法案の時です。当時の久間章生総務会長が、多くの反対意見の中で議論を打ち切って採決を強行。その後、多くの自民党離脱者が出た事はご存知だと思います。

実際は、会を担う人の技量によるのでしょうが、私見では政務調査会の方が上のような気がしています。