参議院選挙
公示当初からは、想像もつかない結果となりました。
あの厳しい風雨の中ですから、投票率が下がったのも仕方ありません。
前回、H28年第24回とH25年第23回の参議院選挙の結果と比較してみましょう。
H25年の全国投票率は52.61%。広島県は49.99%。
H28年の全国投票率は54.7%。広島県は49.58%。
今回の令和元年の全国投票率は48.8%。広島県は44.67%。
溝手さんの前回。県は6年前の選挙より、5.32%も低下しています。
安倍内閣が、広島県の自民党候補を2人にする事を決めた根拠は、H25年の獲得票の結果だと思います。
H28年参議院選挙結果
自民票568,252票、民進党264,358票、ついでに共産党88,499票で、県内投票者総数1,142,087人。
今回の結果
河井295,871票、溝手270,183票、森本329,792票、ついでに共産高見70,886票、残り諸派の含め、投票総数1,048,359人。
今回の自民党票合計は、566,054票ですから、3年前とほぼ変わりませんが、森本票が65,434票も伸びています。
共産票が17,613票減少しているだけの理由ではないようです。
投票率が6年前並みにあったら、溝手さんが当選していたと言われた方もいらっしゃったので、少し検証すると。
今年の有権者数は2,346,879人ですから、1,173,205人―
1,048,356=124,849人増えます。
森本票は自治労などの固定票が主ですから、仮に森本2・河井4・溝手4の割合で足していけば、
森本24,970+329,358=354,328票。
河井49,940+295,871=345,810票。
溝手49,940+270,183=320,123票。
当然、僅差にはなりますが、おそらく一位と二位が変わっても、溝手さんが二位になる事は考えにくいと思います。
溝手さんの敗因は色々あるのでしょうが、個人的な思いを含めて今回は止めておきましょう。
自民党広島県連と安倍内閣の溝が、より深まったでしょうし、立場上仕方がないとはいえ、岸田さんの評価も相当に落ちた事も事実でしょう。
河井氏が、どの会派に所属するかも含めて、今後を見守りたいと思います。
(河井さんが、溝手さんの秘書に手を差し伸べれば、自民党広島県連との融和も一歩進むのですが・・)