先日、自衛隊父兄会の集まりに行ってきました。

毎年、自衛隊幹部の方の講演があったり、父兄一人一人からの意見聴取があったりと、大変工夫された会です。

その案内文に添付されていた「元自衛官幹部のブログ」から。

>最近の事ですが、国会議員が「憲法9条があるから自衛隊に入隊している」とか、「集団的自衛権を認めたら自衛隊に被害者が出る」とか発言したそうです。 言葉の裏には、自衛官が憲法9条により、安全そうだから自衛隊に入隊しているとの発想が見え隠れしております。 この発想こそ自衛官に対する耐えられない侮辱であり、この政治家は、「自衛官の宣誓」を読んだ事があるのかと疑いたくなります。

「・・・ことに臨んでは危険を顧みず、身をもって職務を遂行して、もって国民の負託にこたえることを誓います」と宣誓し、訓練を重ね、教育を受けるにしたがい、更には実際に国際貢献任務等に従事することにより、その崇高な使命感に満たされるのです。 昔、普賢岳の噴火災害時の決死の災害派遣隊員に対し、当時の長崎県知事は、「地球よりも重いという命があるが、その重い命よりも重い使命感というものがあるという事を、まざまざと見せてくれた」と、最大の賛美を隊員に送っています。 自衛官は、曖昧な憲法のはざまに立つことなく、正しく認められた存在でありたいと願っているし、活動においては、他国の同盟軍隊を助けることも出来ず、卑怯者呼ばわりされたくないと願っているのです。(おわり)

マスゴミは、「早く子供を産め」発言等で、毎日次元の低いバカ騒ぎをするより、子供達の未来の為に、我身を挺して祖国防衛して頂いている方々に、このような侮辱をする国会議員を糾弾する方が先だろ!

集団的自衛権の議論は、このブログの最後の文章に尽きるのです。

自衛官は、曖昧な憲法のはざまに立つことなく、正しく認められた存在でありたいと願っているし、活動においては、他国の同盟軍隊を助けることも出来ず、卑怯者呼ばわりされたくないと願っているのです

日本は「恥の文化」があり、「卑怯」は最も恥ずかしい行為とされています。

私が議長時代の話ですが、県自衛隊家族会の立食パーティの席で、

「「我が国は平和憲法があるから、目の前で同盟軍が攻撃されても、安全な処で見ていろ」と、いくら先生方から命令されても、現場の我々は、国の為に命を懸けて命令に背くこともあります」

と、冗談とも本気とも言えない言葉を、中堅自衛官から聞きました。 小声でしたが、その眼は本気でしたよ。

国を想う彼らを、卑怯者にしてはいけません。 そして、彼らの命を守るためにも、集団的自衛権の法整備は急務です。