防災について

私事ですが、4月から3回目の町内会長が回ってきました。以前よりは、主に防災関係の装備が増えています。

その引継ぎ時に、この区域に防災士が居ないと聞き、70歳超えの私で良ければと、今夏に防災士の資格を取りました。(消防団の副団長で辞職しましたので、資格試験は免除)

それから、かなり防災関連の勉強させてもらって、気づいた事は、まさにこなさんが言われた「脆弱性に気付かず、危機意識の低い人々」の存在でした。

私の住む廿日市市住吉は海抜1.2mで、南海トラフ地震の最大津波高3.6mが来れば、2.5m程浸かります。

浸かると言えば大したことは無さそうですが、海砂混合の比重1.15の重い土石流が、時速30㎞で家に激突するのです。

この圧力は半端ではなく、例え震度6の揺れに耐えても、昭和60年代以前の木造家屋なら、一階部分はほぼ倒壊し、残った2階部分は強い引き波で流されて、残るのは基礎部分だけとなります。

マンションは、エレベーターピットの最下部に電気配線がありますので、一階の浸水で断線すれば、非常電源があってもエレベーターは動きません。

今のタワマン設備は電気が無ければ動きません。エアコンは勿論、給湯器も使えない。また、最新のマンションは屋上に水のタンクを置かないタイプが多いようで、これでは水も確保できません。

こなさんが言われている「お湯も沸かせる石油ストーブ」等は最強です。私の家も石油ストーブは健在。ガスもLPガス。多少値段は高いですが、「まさかの時の備えが家族を守る」と、備蓄品も揃えて、自宅避難を心がけています。

アンチさん、東京に居る次男夫婦はマンションの9階です。いつも、お風呂の水は貯めておけと言ってますが、アンチさんのような経験をしないと分からないようです。

でも、分かった時には遅いのですがね。