早く海洋放出を

ようやく今月中に、福島第一原発敷地内の処理水を海洋放出する決定が下されるようです。まったく「船頭多くして、船、山に登る」ですね。しかもこの船頭達は、科学的根拠を無視して、政治を情で語る馬鹿者ばかり。

以前にも書きましたが、原発を持つ世界中の国々は、全てトリチュウムを海洋放出と気体放出で処理しています。日本の原発も、福島第一原発以外は、この方法で処理しているのに、何故、ここだけ駄目なのか?

理由は一つ。国内外には、日本のエネルギーの安全保障政策」を崩壊させたい輩が多いから。

福島に貯蔵されている汚染水と言われるモノは、多核種除去設備(ALPS:アルプス)を通して、トリチュウム以外の成分濃度を基準以下にし、とんでもない量をタンクに溜め込んでいます。その敷地内の容量が、令和4年夏には満杯になるので、何とかしなければという、外国では冗談に聞こえる程のとても阿保らしいお話です。

トリチュウムは、半減期12.3年でβ崩壊してヘリウムになる物質。放射性物質の専門家である茨木大の田内教授は、「トリチウムが体内に取り込まれたらDNAを傷つけてしまうというメカニズムは確かだが、DNAには驚異的な修復能力があり、日常的に紫外線や多くのストレスなどでも破壊されるが、すぐに修復されている。実験で、細胞への影響を見ているが、基準以下の濃度では細胞への影響が確認できないため、通常の実験ではわざと基準より濃い濃度のモノを使っている」などと述べ、濃度管理さえできれば、リスクは低い放射性物資との見解を示しています。

一ヶ月経ちましたが、菅さんは大したものです。学術会議問題のように、今まで左翼のヤリタイ放題であった日本国内の数々の課題を、次から次へとテーブルに上げて、マスゴミが騒ぐと同時にネットで正しい情報を流しているようです。これでは、あの野党のアホ連中では太刀打ちできません。トランプさんのツイッター手法と良く似てますね。