河井疑獄

昨日の中国新聞一面「河井前法務大臣夫妻買収事件」で、「首長・議員31人受領認める」と、ありました。 実際、94人に計2570万円を渡した詳細な資料が検察にあり、今ではその資料をほとんどのマスコミも手にしています。  つまり、明らかな証拠が検察から提示されているのに、いまだに金品の受領を認めていない人が63人もいるという事です。 

土井さんが疑問を持たれているように、「受け取った政治家は逮捕されないのか?」という処ですが、今のところ、過去に例がないほど多数の公人が関与した案件なので、正直判断がつきません。  普通は、買収で有罪なら5年間の公民権停止(停止から5年間は立候補出来ない)で、即刻、議員辞職という流れになるのですが、県議会や広島市議会ほどになると、議会運営に支障をきたす恐れがあります。 検察の判断と、裁判の結果を待つしかないのでは?

今回受領を認めた31人と、未だに認めていない63人の、どちらに検察は力を入れるか? 当然、63人の方ですよね。 これはあくまで推測ですが、受領を認めた人は不起訴処分、裁判が始まっても認めない人には「大物」が多いと思いますから、彼らを重点的に起訴していくような気がしています。 元県議会議長の檜山さんとかね。