チキンレース

「ウクライナ当局が住民を大量虐殺」ロシアが国連に報告書を提出 | 国際 | ABEMA TIMES 2022/02/19 13:29

 OSCE(=ヨーロッパ安全保障協力機構)のアメリカ大使は18日、アメリカ政府の分析としてウクライナを包囲する形で配備されているロシア軍が最大19万人に達しているとの見方を示し、「第二次世界大戦以来ヨーロッパで最大の軍の動員だ」と明らかにした。

 アメリカ政府は、15日に発生したウクライナ国内のサイバー攻撃について、ロシア政府が実行したものと結論付けた。侵攻を正当化させるための口実づくりだけでなく、侵攻に踏み切った場合のサイバー攻撃の下地づくりをしていると指摘している。

 一方、ロシアが国連に対して「ウクライナ当局が住民を大量虐殺している」とする報告書を提出していたことがわかった。これはロシアが16日にグテーレス国連事務総長と安全保障理事会メンバーに宛てて、ウクライナの戦争犯罪を申し立てた文書だ。ロシアの調査に基づいてウクライナ東部で、「ロシア語を話す民間人をウクライナ当局が根絶しようとしている」などと主張している。

 また、2014年以降、ウクライナ軍が学校や病院などを爆撃し、数千人が死傷したとしている。この報告を受け、17日の安保理会合では、アメリカのブリンケン国務長官が「ロシアが侵攻に向けた口実づくりをしている」と批判している。(ANNニュース)

これは大変ですね。ウクライナ紛争が始まると、外貨を稼ぐには天然資源しかないロシアは、EUへの天然ガスの供給が止まりますから、経済制裁で悪化している自国の経済が、即座に破綻することが分かっています。

それでもロシアは、EUの分断が出来ないので、振り上げた手を下せません。アメリカも、それが判っていながら挑発を止めない。

これは結構、崖っぷちの危ない処まで行きそうな気がしてきました。こなさんが言われたように、こいつら本当に「利己的で、いい加減で、目先の利害だけで、いきなりチキンレースを始める真性馬鹿ばかり」ですから。

しかも、肝心の国連は能無しばかり。紛争を防ぐ仲立ちをする国も人材も居ないとなれば、欧米とロシアの緩衝帯となっているウクライナは、また戦場になるしかないのでしょうか。。非力な日本が悔しく悲しいです。

チキンレース” への3件のコメント

  1. すんごい上から目線で言ってしまいますが,

    平和な世界が続いて,ついに「世界全般が平和ボケになった」のでしょうね.特に,日本も含む先進国において.

    残念ですが,なんていいいますか,なるようにしかなりませんからね.

    ただ,寝るけーのさんの言う「米国は,民主党の方が実際は好戦的だ」は当たっていると思います.トランプ氏には毀誉褒貶が激しかったですが,どうしてトランプ政権の4年間に目立った戦争がなかったのか? その理由が分かるかどうかが,「自分が果たして平和ボケになっているかどうか」のバロメーターにもなりそうです.

    オリンピックにおけるワリエワのごり押し出場が,なんて言いますか,全てを物語っています.残念な事実ですが,もう戦後レジームは破綻しています.無論,ここでいう戦後レジームは,日本人にとっての贖罪史観ではなく,米国の覇権体制を意味しています.

    いずれにせよ,時代が変わったのでしょう.とりあえず,日本人は戦後75年の小康状態をありがたがり,しかし前を向いて次の変化に備えなければなりませんね.

    オリンピックから追放されたはずのROCなる連中が,悪びれもせず再びドーピングをやらかして,それでも決勝に出場する「時代に」なったのです.これまでの理屈は通らないことだけは,しっかりと押さえておかなければなりませんね.

  2. 逆から書きます.

    >ウクライナ紛争が始まると、外貨を稼ぐには天然資源しかないロシアは、EUへの天然ガスの供給が止まりますから、経済制裁で悪化している自国の経済が、即座に破綻することが分かっています。
    >それでもロシアは、EUの分断が出来ないので、振り上げた手を下せません。

    プーチンが,それでも振り上げた手を下せないのは,長らくプーチン体制でやってきたロシア内部が,恐ろしく腐敗している証拠です.要は,プーチンの断末魔として荒れ狂っているのでしょう.

    実に簡単な言葉でありながら,みんな言わないセリフがあります.それは,まぎれもなく「プーチンは独裁者だ」ということです.

    私は,独裁者の心理には興味がありませんし,彼らの行動パターンにもさらに興味などありません.しかし,現在ロシアの言動をいわゆる政府の言動と捉えると,読み間違いが起こることだけは予想がつきます.

    独裁者の悲哀にそれとなく共感する・・・,この間紹介された,ロシアから見た近代史なるものもその一つでしょう.こういうのも,平和ボケの人には似つかわしいものの見方かもしれません.

    しかし私は,繰り返しますが,プーチンの心情には興味がありません.ただただ,このような事態において,独裁者に(世界が)どのように引導を渡すべきかを考えるのみです.

    ただ,ここで今一度先ほどの書き込み,「世界は大いに平和ボケ」に立ち戻ってしまいます.これまた栗前しますが,オリンピックで,ルール無視で「力だけ」あるワリエワが,無理くりオリンピックに出場し続けても,世界はそれを止められなかった.これが「現在の世界」です.戦後75年を基本的に平和に過ごした世界(特に先進諸国)の体たらくです.

    残念ですが,ウクライナが戦火にみまわれるまでは,心の準備をせざるを得ません.そして,そう思うと平和の無力さ,平和のむなしさを感じざるを得ませんね.

    • 「プーチンは独裁者」はほとんどの人間の共通認識な気もしますが、口に出してはなかなか言えないでしょうね。(毒殺や外交での交渉の事を考慮すると)
      現状すぐに引導を渡せる方策が無いからアメリカ・欧州共に腰が引けてる状態で、何とか落としどころを探ろうとロシア側の行動の裏にあるものを多様な方面から分析している事でしょう。
      件の動画も特段「それとなく共感」した物とも思わなかったですが、いろんな見方があるものです。
      https://www.shinchosha.co.jp/book/133173/
      そうこうしているうちに盧溝橋事件の轍を踏む様な泥沼に嵌らないことを願うばかりです。
      https://toyokeizai.net/articles/-/500735