立憲共産党は否定されていた

小市民さんが書いておられましたね。 立憲が共産党と共闘して惨敗しましたが、これは最初から結果が見えていたと言うことなんですね。あの朝日新聞が6日・7日に実施した世論調査の結果です。

*あなたは今、どの政党を支持していますか?(選挙前の%)

自民党 36%(34%) 立憲 9%(7%) 維新9%(3%)以下略

*来年の参院選では、野党による候補の一本化を進めるべきだと思いますか?

進めるべき 27%。 そうは思わない 51%。 その他22%。

*双方の主張が異なるままでの、立憲と共産党の選挙協力は問題ですか?

問題だと思う 54%。 そうは思わない 31%。 その他15%。

朝日新聞は、おそらく逆の結果を期待していたのでしょう。しかし、これほど明確に「立憲共産党」を否定する意見が今回の調査で出たという事は、かなり若いネット世代が、この衆議院選挙に関心を持って投票に行った証明になるのではと思います。

この若者の動きは、相当に面白いです。こなさんの現場辺りでは、どうなんでしょうかね?

立憲共産党は否定されていた” への1件のコメント

  1. >こなさんの現場辺りでは、どうなんでしょうかね?

    これは,杓子定規に言えば,他人の政治信条に関わること自体がダメなので,基本的には聞いておりません.

    ですが,正直な感覚としたら,若者からしたら立憲であろうが共産であろうが,アウト・オブ・眼中でしょう.テレビマスゴミが作り出す「右派=貪欲な悪,左派=清貧な善」というカリカチュア自体,ピンと来ていないんじゃないでしょうか.

    おまけに言うと,ここ数年で「下宿先にはテレビを持たない」が常識になったみたいです(画面があっても,それはパソコンかゲーム機のモニター).

    今回の事の真相は,立憲の持っていた「企業組合という票田」が,意外なまでに共産党を嫌ったという一点に尽きると思います.そして,以前書いたように,70年安保以降に物心がついた私からしても,そのメカニズム(なぜ嫌ったのか)は実感を伴って理解できないのです.おそらく,セクト的な違いが影響したのだとは思いますが・・・.

    いわんや,現代の若者からしたら,立憲と共産の違いなんてちんぷんかんぷんなはずです.繰り返しますが,私にとっても分けわかめですし,正直言ってどうでもいいです.

    ねるけーのさんの見立てとは別に,私は,上記の世論調査の結果は,むしろ50代以上のエルダー世代の「立憲と共産の違いが分かる世代」が,明確なイメージを持って,NO!を突き付けた結果のようにも思えますが,いかがでしょうか.

    左翼政党に対する信認は,若い世代ほど下がっていますよ.というか,そもそも,そのイデオロギー自体が「意味が分からない,訳が分からない」のです.

    現代日本の若者は,あくまでも,社会インフラは「ある」社会保障は「ある」の世の中で日々の生活を送っています.それらがなかった時代に生まれて,それらを獲得するために「社会主義イデオロギーが必要だ」と信じていた世代とは,そもそもからして社会に対する認識が違うのです.

    事実として言えるのは,戦後日本は一貫して平等な社会を実現するためのインフラの構築を続けてきました.そのために,社会主義的な理念,イデオロギーがかなり背中を押したのも事実でしょう.ただし,それなりに平等な社会インフラを構築するためには,必ずしも「社会主義者,共産主義者が政権を取らなくてもいい」こともまた,同時に示してきました.

    「先に裕福になれる人から裕福になってもらう」との解釈を入れて大いに豊かになった現代Chinaを見て,「ああ,随分と悪い手を踏んだな,ひどい国になったな」思う人は,習近平を除いて,殆どいませんよね.世界中のほとんどの人が,とりあえずはそう感じている.

    そういう人たちからしたら,立憲と共産の違いなんて,そりゃ「習近平の本音」位にわけわかめです.昭和の時代にはやった社会主義セクトごとの個々の理念など,その世界にどっぷりとはまった間にマニア以外には,もうどうでもいいことなのです.