破れ傘

ポーランド元外相「ウクライナに核弾頭を」発言が物議…過ぎ去らない核戦争の現実味 (msn.com) (要約文)

「西側諸国は自主独立を守るために、ウクライナに核弾頭を提供する権利がある」─。欧州メディアの取材に、こう見解を示したのは欧州議会議員で元ポーランド外相のラドスワフ・シコルスキ氏。ベラルーシのニュースサイト「ネフタ」が12日、報じた。

ロシアは戦術核を使う場合、ドイツとポーランドとの国境に撃つと予測されています。もしそうなれば、NATO全体で反撃しないといけなくなる。NATOに加盟していないウクライナが的であれば、欧州が巻き込まれずに済む。単にウクライナに核弾頭を持ち込むだけでは、体の良い『切り離し』になってしまう。」 (高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)

五野井郁夫氏は、「ウクライナの核保有は、体の良い「切り離し」になると分析していますが、「戦術核はドイツとポーランド国境に撃つ」という前提からオカシイ。

今のロシアの現状で、NATOを戦争に巻き込めば、米国は知らん顔が出来ない。それこそ、第三次世界大戦に限りなく近づくという事です。ロシアを含む今の核兵器保有国が、簡単に参戦するはずがありません。

戦術核は威力が小さい等の誤解があるようですが、「戦術核とは米ソ間の核軍縮協定などでは射距離500km以下のものが戦術核兵器であると定義。 この分類は使用目的と運用方法によるもので、必ずしも核弾頭の威力の大小とは一致しない。」とされています。

また、「戦場単位で、通常兵器の延長線上での使用を想定した核兵器」と考えられているようですから、戦時体制のロシアが恫喝に使うのは、それほど驚く事ではないのだと思います。

今朝の正論では、「台湾有事に際して中国は、核の恫喝で日米の切り離しを狙い、日本が戦線離脱すれば、米国は容易に敗れる。仮に核兵器で東京が消滅すれば、米国は中国と停戦協議に入るであろう。東京の消えた日本に同盟国としての価値はない。」

核の恫喝で国民はパニックになるであろう。総理はそこで『核の恫喝に屈しない』と言えるのか。「日本はこれ以上、米国の庇護に甘えてはいけない。前線国家は日本の方である。核問題には日本の生存が掛かっている。とあります。

今の日本には、核に対抗する手段も心構えもありません。何度も言いますが、米国の核の傘は、穴だらけの破れ傘です。

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