オリンピックは金になる

>オリンピックで,ルール無視で「力だけ」あるワリエワが,無理やりオリンピックに出場し続けても,世界はそれを止められなかった.これが「現在の世界」です.

IOCバッハの挨拶 「五輪精神がこれほどまでに輝いたのは、中国の皆様が文句なしの舞台を、安全な形で整えてくださったからです。選手村は素晴らしく、会場は壮大でした。運営はこれ以上ないものでした」とホスト国・中国に感謝。

もっと、金くれよ~ クサイ君

「公平と公正」というスポーツの大前提を粉々に打ち砕いたのは、今回の開催国シナと、IOCとオリンピックを私物化するバッハ。

天井から雨漏りする選手村。犬の餌のような食事。氷のように固い人工雪で怪我人続出。会場の監視だけでなく、選手個人が発信するSNSも全てチェックしている異常な監視体制等々。

オリンピック期間中のシナのテレビCMは、唯一韓国のサムスン電子が77回流れただけで、トヨタ・パナソニックなどの五輪スポンサー企業はゼロ。

ジャンプ競技等が行われた雪上競技会場は、ジャンプの一瞬に見える俯瞰映像では、どう見ても原発が立ち並ぶ敷地のすぐ傍。

その河北省張家口市萗礼では、その会場設営の為に、少なくとも数千人が立退きを強いられ、高速鉄道駅「太子城駅」に近い太子城村等の集落は、施設建設や外観美化を理由に徹底的に取り壊されたという新聞記事があります。

ついでに、ドーピング違反のワリエワの出場を認めたCAS(スポーツ仲裁裁判所)を運営するスポーツ仲裁国際理事会の会長ジョン・コーツはIOCの副会長、つまり、CASはIOCバッハ会長の言いなり。

彼らは、銅像まで作ってもらった上に、最高のハニー接待と、子供の代まで遊んで暮らせるほどの金を、スイスの秘密口座なんかへ振り込んで貰って大満足なんでしょうな。生真面目な日本がバカに見える程、悔しいです。

オリンピックは金になる” への2件のコメント

  1. 私が欧州の連中に幻滅するのは,バッハのような守銭奴が表れても,それを批判する声もろくになく,自浄作用がないことです.

    この一事をもってして,「欧州に間違っても世界派遣を取らせるわけには行かない」となります.まぁ,それ以前に,何かをしようとするとまずEU内でのゴタゴタが起こって,その始末さえできない状況ですが.

    おそらく多くの日本人は,欧州はどこか「見上げる」対象であって,日本人よりも理知的にもモラル的にも上である,みたいなイメージがあるかも知れません.しかし,鏡の裏(欧州側)から見てみると,また違った光景が見えてきます...

    欧州,というか,より具体的にEUの連中は,日本のことを「日本人が思うよりも対等のライバルだ」とみなしていますよ.そのことにトンと気づかない,人の良すぎる日本人像も私は好きではあるのですが,やはりそれだけではまずい.

    例えば,今回のウクライナゴタゴタにも,EUから見たら,日本の影響があるのです.風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話をしますが,私の分野から見ると,なるほど実際にそうなんですよね.

    例えば,EU中心に異常なまでに騒がしいEVシフトのルール化は,VWの「クリーンディーゼル詐欺」にその発端があと見るのが技術的には正しい.

    日本車に勝てない,日本人の築いた「ハイブリッドの特許網」を崩せる見込みがない・・・,ということは,自動車産業を丸ごと取られちゃう! という焦りからでしょうね,ウソをついて事実を曲げたのです.
    そして,EVシフトとなると,電力がさらに沢山必要となる.ですが,すでに日本および中心国に「お前らそんなにCO2出すなよ」とCOPなんちゃらで脅した時に,自分にも同じ足かせをしちゃったものだから,石炭火力はバリバリ使えない.ということで,ロシアからのガスパイプにべったり・・・,で弱みを握られた,という流れ.

    日本はそもそも島国ですから,パイプラインもくそもない.自力でLNG船開発して,世界から天然ガスを買い付けている.で,このごにおよんでEUは,日本が買う予定の天然ガスを「ちょっと分けてください」と懇願して,それに相変わらず人の良すぎる日本人が応じてしまった(これほど電力価格が高騰時にも関わらず)というのが,まぁ,いつも通りの構図ですよ.

    だからぁ,私に言わせればEUさんよ,COPなんちゃらとかで,そんなに「きれいごとの押し付け」をしなきゃいいのにと思うのですが,まぁこれが連中のいつものやり口なのですね.

    自分に「都合のいいようにルールを作り,ルールを変えて,ルールを押し付ける」です.

    ルールは見かけ上は「平等」ですから,一見正しい行為のようにも見える.ですが彼らが実際やっていることは,単なる我田引水ごっこです.しかも今回のウクライナ情勢のように,結局は自縄自縛となって身動きが取れなくなる.

    オリンピックでも,全く同じ構図ですよね.IOC
    IOCだのCASだのが仲裁して,認めたから仕方がない,となっておしまい.バッカじゃないのと思います.

    私が腹立たしいのは,このEU独特のルールを盾に我田引水方式は,いわゆる「サムゼロ思想」で,新たなものを生み出すドライブにならないことです.技術なり,発想力で新たな価値を見出すのではなく,技術や発想で一歩出た人(国)を,ルールで叩き落して,「相対的に自分たちが上」にしようとするだけで,要するに,新たなものを生み出す駆動力がないのですよ.

    ルールの名のもとに,相手のやる気,新技術,発想を蹴落とす.私はこれを「カッコウ方式」とも呼んでいます.とにかくEUは,これ.

    で,どうしてそうなるのかの最大の理由が,彼らに言わせれば「ライバル日本のせい」なのですよね.無論,米国も目の上のたんこぶです.英国もいやらしい,さらに,日本の次に続くBRICKSも不気味です.が,国家間レースのマラソンの中で結局同じ場所を走っているように見える,より明確に書くと,西欧の単独国では勝てなくても,EUとして束になったら何とか勝てそうなライバルは「日本」となるのですね.

  2. 私は上記の書き込みを,だから日本人もそれなりにうぬぼれていい,などと生ぬるい意味合いで書いたのではありません,当然ですが.

    日本は,日本人は,それゆえに,自信をもって言いたいことをはっきりと言わなきゃならない,と言いたいのです.ワリエワが出場を続けたり,メダルがもらえなかったりするオリンピックは,「日本人の考える正義と照らし粟得て,オリンピックの精神を汚している」とはっきり主張するべきなのです.

    しかもそれは,繰り返しますが,日本人にとって気分が悪いから「我田引水の主張を代」という意味ではありません.それじゃEUと変わりません.

    私の中の日本人の正義感に照らし合わせて正義にもとるから,そういうべきだと言いたいのです.ジャンプ当事者の高梨選手が自己主張しないのは,それが「自分がメダル欲しいという我田引水の主張ととられるくらいなら,潔く負けを受け入れた方がましだ」という武士根性があるからです.でも,だからこそ,周りの人間が,「アンフェアであることは断固許さない」と主張するべきだと言っているのです.

    ニュースマニアでもないので,バッハの欧州における評価や,北京オリンピックに対する本音もよく分かりませんが,私に言わせれば,いかにも欧州の連中のやりそうなこった,と思いながらオリンピック騒動,ウクライナ騒動を冷めた目で見つめています.

    結局「和魂洋才」なのかなぁ.