こなさん、その通りです。

>学校の安全を確保することより、予算をスムーズに消化することの方が大切、、。

正に、ご指摘の通りです。 国がそうなら、地方も右ならえで、頭など使うことなく盲従していれば良い。

「無事之名馬」という言葉は、「百戦共に戦うも、常に将と共に無事帰還出来る馬は名馬である」という意味ですが、公務員用語では、「必要以上に仕事をしなければ、ミスは少ないから上の評価は高くなる」という解釈になっているように感じます。

私は、議員経験19年ですが、20代から建設業請負の自営業をしておりますので、能力のある職員は2~3分話せば判ります。 しかし、どの社会でも同じですが、彼らが出世するかどうかは別問題。

ストレートに言えば、この業界は上に逆らわない人間の方が、出世は数段早いと思います。【実際、優秀な職員が閑職に回されているのは、見るのがつらいです】

今のモリカケで、財務官僚の公文書偽造や隠匿が問題になっておりますが、それもこれも、若い官僚達が直属の上司の顔色ばかり見て仕事をしているから。 情けないことに、「大臣なんぞは2~3年経てば変わる」とうそぶき、「申し訳ありません!」と、下げた頭を下から覗けば、赤い舌を出して、自分の靴の先を見つめて10回数えている輩ばかりと感じています。

今すぐに出来る事ではありませんが、国の制度改革の「いの一番」は、公務員制度改革だと思います。 各省庁が、自分の省益だけを考えて、国会議員を好きに振り回している今の日本の状況は、世界から見ても異常です。 これが異常と判らない与党国会議員が多いなら、これから何度でもモリカケ問題は起こるでしょう。

一年前までは、どの官僚も日本の為に働いていると思っていました。

プライマリーバランスへの異常な執着や、増税一直線では、デフレは脱却できないし、実質GDPは上昇しない事など、一番、財務省が判っているはずなのに???  でも、今回のモリカケで理解出来ました。

彼らは、日本の為に働いてはいない。 上司の顔色と省益の為だけに働いていると。

こなさん、話が大きく外れて申し訳ありません。

こなさん、その通りです。” への1件のコメント

  1. 私も「センセ」と名の付く職業について,気が付きゃいい加減長いのですが,

    >ストレートに言えば、この業界は上に逆らわない人間の方が、出世は数段早いと思います。【実際、優秀な職員が閑職に回されているのは、見るのがつらいです】

    この問題に対しては,なんていいますか,忸怩たる思いがあります.

    優秀と思った学生ほど,なんていうか,意外と計算高くて,「寄らば大樹の陰」と大企業に職を得て,そこで,「森よりも木を見る人生」を選んでいくのですよね・・・.頑張って欲しいのは,そんなことじゃないのに.

    受験と言われたら,テストと言われたら,興味がないことを興味がないままに頭に詰め込む器用さ.

    不断はチャラいカッコをしておきながら,就活となった途端に髪を黒く染めて七三分けにする器用さ.

    なんでもランク付けをして,序列をつけて,その序列のちょっとでも前につくとそれだけで有頂天になる幼稚さ.

    でも,そういう人間がとりわけはびこりやすい空気が,確かに今の日本を覆っている.

    この流れに,どうにかこうにか掉さそうと,私も個人的に頑張ってはいるのですが,現実はなかなか難しいですね.

    今回の塀の倒壊事件も,ごにゃごにゃと言い訳が続くだけで,はっきりとした責任者が特定されて処分されることはないまま終わるでしょう.もちろん,誰か一人に全責任をかぶせても,問題解決にならないことも確かですから.

    本来出てきて欲しいのは,あれほどまでに耐震補強の予算を付けたのに,それで塀一つ何故直せないのか.どういうルールに変えれば,予算が柔軟に使えるようになるのか.

    結論から言えば,「専門家がしっかりと判断して,その判断に基づいて予算を活用する」システムを構築することが一番大大切です.

    でも,寝るけーのさんはよく知っていますね.今回,塀を検査したのは間違いなく,素人の役人だってことを.残念ながら,こなにもその辺の現実は手に取るように分かります.

    そもそも日本の役人は,誰もかれもジェネラリストの名のものとに専門性を持ちません.加えて配置換えも激しすぎて,系統立った経験がある人さえほとんどいないという場合がほとんどです.(むろん,専門職雇いのケースもありますが).

    「何年働いても万年素人集団」.これが日本の役所の実像です.

    で,その理由は,表向きには「業者との癒着を防ぐため」だそう.

    役人を下手にスペシャリストを育てて,同じ仕事を続けさせると,よくない根性が出てきて,どうせ癒着して,素人(ジェネラリスト)に任せるよりもひどい結果になる・・・,というのが役人社会の常識だそうな.

    が,こなに言わせれば,そうなった役人こそスパッと首にすればいいだけの話.怠慢教員の1割,2割をスパッと切るだけで,大学教育は劇的に改善する.これに対してはとてつもない「実感」がある.

    しかし日本の役所は首切りだけはとてつもなく慎重ですから,彼らを評価するにはあれこれの客観的な基準が必要だのどうのこうの言っているうちに,小器用な連中は逃げおおせてしまう.

    というか,そういう連中(やる気もない,義侠心もない,目先の計算だけで切る器用な人間)にとって一番都合がいいのが,全員が並んでいつまで経っても中途半端な素人のままで,定年まで「大過なく」過ごせる,現行の日本の役所システムなのです.

    いかにも,隙あらば「業者と癒着」しそうなおつむのレベルの人間が考え付き,気に入り,しがみつきたくなるシステムです.

    でも,名だたる民間企業も含めて,この手の「おちゃらけ人生訓」が大手を振って闊歩しているのが,見た目はまじめで,それなりの豊かさを享受している日本社会のもう一つの横顔でもあります.

    ホント,悔しいです.