今朝の産経一面、櫻井よしこさんの「美しきつよき国へ」

{概略文} >トランプ氏が「日本は自己負担で防衛せよ」と迫っているが、日本人は事の重大性を認識し対応できるのか?

アエラ5月号が憲法改正に関連し、11都道府県700人に行った対面調査は、現代日本人の幻想を浮き彫りにしている。

日本周辺の脅威が差し迫る中、「自衛戦争を認めるか、認めないか」の問いに、女性はすべての世代で「認めない」の方が多かった。

「他国や武装組織の日本攻撃にはどう対処すべきか」の問いには、「日本には攻めてこないと思う」「外交の力で攻撃されないようにすればよい」「日本は戦争しないで米軍に戦ってもらえばよい」との回答。そして、「自衛のためであっても戦争を否定するのは、子を産み育てる母としての価値観だ」との論評もあった。

ならば、アメリカ人の母の気持ちにも思いを致すべきだ。 アメリカのママたちは、自ら自国を守る意思も無い日本のために、愛するわが子を戦場に送るだろうか? 答えは明らかだ。

トランプ氏を熱烈に支持するアメリカの有権者の3割が、アメリカの犠牲の上に安住する国々への怒りを露わにしている。

オバマ政権は、あと半年で終わる。アメリカの展望は読みにくいが、鍵は日本側にある。問われているのは日本が危機に真っ当に対応できる国になるか否か、その決意を持てるか否かなのである。

それによって日米関係が決まり、日中関係はその上に形成される。私たちは日本の国防の根幹の見直しという意味で、重大な国家の岐路に立っているのである。(終わり)

日本人の性根が、ここまで酷いとは思っておりませんが、「日本には攻めてこないと思う」「外交の力で攻撃されないようにすればよい」「日本は戦争しないで米軍に戦ってもらえばよい」などの、無知・無自覚・無責任、恥知らずで、公を思う気持ちなど一遍もない自己中心的な言葉を聞くと、心底腹立たしい気持ちと虚しさがこみ上げてきます。

そして、先の大戦で国のために亡くなられた方々に、本当に申し訳ない気持ちで一杯になります。

今の我々は、その亡くなられた方々のお陰で、平和で自由な暮らしをさせて頂いているのです。 靖国の英霊のお気持ちを思うと、あんな回答をしたバカ女達に成り代わって土下座してお詫びをしたい・・・

この現状では、憲法改正など、「夢のまた夢」ですかね。

今朝の産経一面、櫻井よしこさんの「美しきつよき国へ」” への1件のコメント

  1. これこそが,敗戦とともに日本のどの仏に刺さったままの棘,なんですね.日本自虐論.

    とにかく,なんにせよ,日本が悪いのです.日本にだけ,日本人の心にだけ,軍国主義の悪魔が住んでいる.だから,日本側さえ軍事力を否定すれば,それで世界は平和になる・・・.

    この理屈だと,日本の警察から拳銃を採り上げたら,犯罪なんか無くなる筈なんですが・・・,幾ら理屈で説明したところで,一旦こり固まっちゃった人は,どこまで行っても理解しようとはしませんね.

    中共がどれだけ牙をむこうとも,北朝鮮がミサイルを飛ばそうとも,ロシアが領空侵犯を繰り返そうとも,それもこれもみんな,日本人の心の悪魔が眼を覚まさないようにとの,よきにはからっての心遣いなんだそうです.

    ここからちょっとグロい話を書きます.

    ホンネを吐露すると,この手の自虐の魔物は,いまだに,私の心にも巣喰ったままです.三つ子の魂百までとは言いますが,人生の前半は明確に左翼思想を持って生きてきた自分です.変な話ですが,自虐主義の人達の心の動きが,少なくともある部分において,手に取るように分かるんですよね.それは,ある種の性フェティシズム的なマゾヒズムの快感です.

    自分の存在を痛めつけたら,自分の尊厳をないがしろにしたら,それでとにかく世の中はよくなるのだという・・・,だったら,喜んで我が身を切ろう,いっそ我が心の悪魔を吐き出して衆目にさらして,皆から痛めつけてもらおう・・・.

    ただし,この手の快感は結局はフェティシズム止まりにしておくべきなのです.変態バーの中で,本人達だけで,こそっと楽しんでおいてもらいたい.

    だって,よく考えてみて下さいよ.世界のどんな悪党に対しても決して使われることのない,狂気の凶器とされる原爆でさえ,「日本に対して使った場合だけ,世界の正義であった」とされている.これはすなわち,世界中に散らばるあらゆる悪党よりも,ISISだとか,金王朝だとかなんかよりも,日本は桁違いのキチガイの残虐国家であったと,「公式」かつ「世界の腰痛認識」として記録されていることを意味している.

    本気で,日本ばかりが悪かったという自虐主義に殉じるというのなら,この「事実」を,真正面から(変態性行為的なおちゃらけではなく),受け入れなければなりません. 

    そして一旦受け入れたとしたら,論理上,その行き着く先には「死,消滅」しかありません.それも,リスカなどのおちゃらけではない,完全なる悪の消滅を目論むべく,完ぺきな自死しか残されていない.凶悪な殺人ウイルスの拡散を防ぐべく,隅々まで,徹底的な「抹消」が必要となる.

    原民喜の死,三島由紀夫の死,その他,戦争の余波の中で密かに,あるいは激しく執り行われた,幾多の自死の儀式たち・・・.そこには色々な思いがそこにはあったのだろうし,その思いほとんど全てを私は理解なんかしていないでしょう.でも,その一抹に,

    「自ら消えて,世の中よかれ・・・」

    という思いが含まれていたのだしたら,そこだけは,私は「分かる」と思っているのです.

    ただし,だからこそ,敢えて言いたい.黙れ!

    このアンケートで,無自覚に,気楽に,日本の軍事力など「認めない」などと上から目線の反応を示した人のほとんどは,その言葉の重みを全く自覚していない.

    自らが暴力を持たない,自分達の国家の武力を放棄させる.その暁にある,

    「避けようのない結末」=「自死あるいは他者による殺戮による消失」

    に対して,自らの命を賭けて突き詰められないようなヘタレは,もちろん私もその一人ですが,日本の軍事力に対して不用意に語る資格なんか,そもそもないのです.せめて,

    「(そのことについては)分からない」
    「(そのことについて,自分は)語る資格がない」

    と答えるべき存在だった筈なのです.

    人は,自分の知恵や,尽力,能力でどうしようもないことに対しては,口をつむぐべきだと思います.