発想力に脱帽

焼き鳥屋がつぶれ、入り口をふさいだ自販機→実は新店舗の扉だった「わかるか!!!」 宮大工の手で開き戸に (msn.com)

まいどなニュースの取材で、自販機型ドアを設けた新店舗は「元祖チーズフォンデュ焼鳥 博多笑助 大手門店」(福岡市中央区大手門3丁目918)と判明しました。2020年7月に自販機ドアの新店舗をオープンさせた博多笑助さんに聞きました。

ーー扉を自販機にした理由を教えてください。 「お客様にお店を探す楽しみと、自販機がドアだった話を友人にする喜びを提供できたらと思って。制作費は材料費、工事費込みで80万円ほど。ビスを打てないところもあるので、宮大工さんにやってもらいました。重量は50キロくらいでしょうか。非常扉くらいの重厚感がありますよ」

イヤイヤ、宮大工って嘘でしょ。私の祖父も自称宮大工でしたけどね【笑】 神社仏閣のお仕事なんて、昔からそれほど沢山ある訳ではないので、今の大野9区あたりの田舎から、若い頃に寺社の多い廿日市へ移り住んで、地元の娘を嫁にしたのが私の祖父。

それでも寺社の仕事より、木造校舎や役所の建設の方が多かったようですよ。まあ、そのお陰でスクスク元気に育ててもらったのですが。

重量50㎏程度なら、ビスを使わずに固定する技術なんて、ちょっと昔の工務店なら造作も無い事です。なんでも宮大工って言ったら金が取れるっていう時代なのかもしれません。

それにしても、このアイデアは素人の域を完全に脱してます。今の「映え」が最も重要な時代には、こういうコンセプトで「話題性から入る」のも大事なんでしょうね。

しかし、外観からしたら、誰も店舗の入り口なんて思いません。店舗設計っていうのは、如何に入りやすい外観にするかが基本でしたから、そういう意味ではかなり斬新です。

店舗前にあるマンホールなんてのも、店舗外装の常識的な視点から言えば化粧蓋などで隠すべきものです。これも見事に、このドアから遠ざける役割を果たしている。

私も、長く建築の設計施工をしてきましたが、この逆転の発想には脱帽です。参りました。

そして、開ければ中は居酒屋さん。お見事です!!

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