防災のお話A

今日はついでに、災害関連のお話をしたいと思います。。とは言っても、6年前の平成28年に作成した私の「定例市政報告」パワーポイント資料を並べるだけですけど。

後に、この資料を判り易くして毎議会定例後の「お元気ですか?」のパンフにして全戸配布したら、評判がとても良くて、未だに冷蔵庫に貼っている家庭もあるようです【笑】

さて、あなたの地域では、電柱にこんな表示はありませんか?

廿日市地域では、地域を丸ごと地盤測量して、通りの電柱にその場所の海抜を表示しています。

南海トラフ地震も、安芸灘地震も、震度5強~6弱と言われています。

南海トラフ地震では、その揺れが収まってから26分後には、第一波の津波(推定30㎝程)が来ます。そして最大3.6mの津波は、3時間半後に到達するのです。

津波は、海底の泥を巻き上げて、道路上を時速30~40㎞(自転車の速度?)で押し寄せます。海水の倍以上の比重がありますから、足首が隠れる程の水深でも前に進むことは出来ませんし、ヒザくらいになれば、濁流に押し流されます。

顔が浸かって、濁流の水を少しでも飲めば、大量の砂と病原菌が体内に入ります。もし、顔を浸けたまま息をしたら、肺や気管に砂が詰まり、一瞬で窒息します。東日本大震災での死亡率第一位だったのは、窒息死ですから。

あらら、意外と長くなりそうですね。今日はここまでにしましょう。

防災のお話A” への1件のコメント

  1. 確かに,東北大震災以降,日本の各所で,

    「ここは海抜○○m」

    の印を見るようになりましたね.これらの印が設置されたのにはこのような経緯があったのですね.大阪でも,高知でも,静岡でも東京でも,少なくとも私はこれらの印を目にしたことがあります.

    でも,それらの海抜を見てみると,恐ろしいことに気づかされます.

    日本の沿岸都市部は,まず間違いなくどこも津波なんかに対応できない状態です.かなりの割合で,津波の濁流に飲み込まれること必至です.

    で,そんな物騒な土地にどうしてそんなにたくさんの人が住んでいるのか? 行政のミス,怠慢? 歴史に学ばないバカばっかり? いや,そもそも自己責任だから津波に飲み込まれて死のうが知ったこっちゃない? ・・・,なんて言うか,私はこれに対して責任論をいう気力はありません.

    ちなみに私,個人的に(自己責任的に?)安全な土地に住もうという考えも含めて,東広島市に居を構えています.近くに氾濫の歴史のある黒瀬川がありませが,防災マップではその水が及ばないとされている場所を,一応調べて選んでおきました.
    日本の中では例外的に,地震,台風,津波などに強いと信じていた土地でした.が,何のことはない,数年前の数年前の豪雨で,家の周りの山々が崩れに崩れ,100名程度の死者を出してしまいました.そんな簡単に,完璧な安全なんて手に入らないのですよね.

    かつて海外に住んでいた時に,日本の地震の報道があって,その時現地の人に,「日本人はなんでそんな物騒な場所にわざわざ住んでいるのだ?」問われて答えに窮した思い出があります.

    ま,答えとしては「生まれた場所がたまたまそうだった・・・」としか言いようがありませんでした.

    世界的に有数の地震国であり,プレートの結節点であり,また台風の直撃する島でもあり,さらに火山あり,山がちでその山が容易に崩れる特性も持ち合わせていて・・・,なんでそんな物騒な土地に我々日本人はわざわざ住んでいるのだ?

    無論,日本列島がそんな災害のデパートであったとしても,それでも私は日本列島は豊かな場所だと信じて疑いません.沿岸低地部に広がる限られた平野部に人口が集中するのも分かります.1000年に一度の災害に合うか合わないか? 合わないに賭けて,利便性を取る生活を選ぶのも,なんて言うか,有りだとも思います.「そんなことより,戦禍の方が怖い」というのが,私の正直な感想です.

    それでも運悪く,津波に飲み込まれる人もいれば,銃弾に倒れる人もいます.最近は勢い評判の悪い「宗教」なるものですが,私はそのような出来事を目の当たりにしても,ただただ手を合わせてお祈りささげることしかできない小さな人間です.

    寝るけ-のさんの,災害対応に対するご尽力が,どれくらいの効力があるものなのか,これまた私にはわかりませんが,そのようなご尽力をされたことには,ただただ尊敬の念を抱きます.