独仏書きなぐり~

今朝の産経では、日米豪印共同声明「中国の秩序挑戦に対抗」とあり、覇権主義を強めるシナに対し、価値観を共有する4ヵ国が幅広い分野での連携を強化する「クアッド」で、対峙する決意を示しました。

民主主義の法治国家である国々と、共産党独裁の人治国家の戦いですが、こなさんが言われるように、EUがどうも頼りになりませんね。

まあ、EUを作った動機の1つが、ドイツなどの暴走の抑止とか、人や物の移動を自由にして経済を廻すことだったのですが、共通のeuro通貨が出来ても中央政府が無いので、日本の都道府県のように「利益の再分配」が出来ません。ですから、ドイツのように富める国は、観光産業しか無いギリシャのような貧しい国を食い物にして、経済格差は広がる一方です。

イギリスは、ずる賢いので、EUに加盟しても通貨をeuroにしませんでしたから、自国経済が厳しくなれば、自国通貨である英ドル国債の発行で充分しのげますが、EUの大半の貧乏な国は、自国で勝手にeuro赤字国債を出せないので益々貧乏になり、豊かなドイツに高金利で借りたりして、EU地獄にハマってます。そろそろ、EUは失敗でしたと言う方が賢明ですが、言い出しっぺが居ないのでしょうね。

そのドイツも、壁の内側から来たメルケルの「左翼あいまい外交」により、エネルギー安全保障政策は滅茶苦茶で、原発廃止と言いながら、自国のエネルギーの約30%を原発でまかない、その他の電力のほとんどは、ドイツ国境のフランス側にズラッと並んだ仏原発から買っていますから、家庭の電気代は、約10年前からすると倍以上。

また、根っからの左翼らしく、イラク難民の受け入れを早々に宣言したので、国の治安はガタガタ。これが原因で辞任という結末です。もっとも、移民問題は戦前戦後の動乱期、安い労働力の確保策で、トルコ人を大量に入れた事に端を発します。私が視察でドイツに行った時に、10才くらいのクラスを見学したのですが、イスラム系の子供達ばかりで、ドイツ人の子供は見かけませんでした。今は、もっと大変な状態だと思います。

フランスも、訳の判らない国です。プライドだけはバカ高いくせに、街は不潔で治安が悪いし、いつも何かのデモやストライキをしていて、国民への最低限のサービスもおざなりで、人種差別も日常的でフランス語を話さないと愛想も無い。国営企業が多いので公務員が多く、手続きも非効率な処が多すぎ。

出生率が高い事を自慢しているけど、国の養育支援で、ほとんどのベビーシッターが公務員。子供の半数以上は母子家庭で育ち、母親は教育より仕事と遊びに夢中。学校は小さな犯罪者の育成の場となってます。たまに父子家庭もあるようですが。この方が大変だと聞きましたよ。

ドイツ・フランスの方には申し訳ないのですが、事実を列記するとこうなるのです。あまり好きでないイタリアは、もっと酷いですけど【笑】

シナの話を書こうと思っていましたが、相変わらずの脱線ばかりで申し訳ありません。妄想を含めて、また後日です。

独仏書きなぐり~” への1件のコメント

  1. 寝るけーのさん,書き込みありがとうございます.
    こなです.

    EUに対する印象ですが,あえて私の肌感覚でいうと,EUは思った以上に「日本をライバル視」していますよ.

    もちろんEUの主たるライバルは,米国でしょう.その文脈の中で,米国の忠犬として日本もライバル視してくる・・・,というのが日本人の一般的な感覚だと思います.ですが,どうも彼らから見るとそれは違うようなのです.

    日本単独で,すでにかなりの脅威なわけです.

    無論,軍事的な意味ではありません.バブル後すっかりおとなしくなった,金融も大したことないでしょう.しかし,海運などの交易,あるいは各種の科学技術においては明確に脅威です.

    例えば,航空機はありませんが,H2ロケットをはじめとしたロケット技術は欧州に伍していますよね.あるいは,高速鉄道の技術もそう.携帯電話などの家電は,本体はからっきしですが半導体製造技術はかなりのライバルです.その他,金属,樹脂,セラミックスなどの特殊な材料は,はっきり言って,日本の独壇場です.こんな感じで,いちいち日本勢が気勢を吐いていて,なかなかしぶといのですよね日本って,彼らから見ると.

    総合力で考えると,EUの盟主ドイツを持ってしても,一国vs.一国では日本に勝てないのですよ.ということで,EUとしてグルーピングで,やっと日本と戦えるというのが,彼らの正直な感覚ではないかと思うのです.

    そして,そんな日本が,あれこれの話で米国側につく,というか地政学的にも,戦後体制的にも,日本は米国につくしか選択肢がないのですが,これもEUからすると煙たい行動パターンだと思うのですよ.

    ということで「敵の敵は味方」として,Chinaにどんどん傾倒していく・・・,というのが,EU成立後の典型的なパターンでした.

    例えば自動車も,VWはChinaに思いっきり傾注して,それでやっとトヨタに対抗している・・・,というのが現実です.技術的にも,ディーゼルで自爆して,その途端,ハイブリッドをどうにかしてつぶしてやろうと躍起になって,電気自動車,電気自動車! とうるさいこと,うるさいこと.

    ハイブリッドは,秒で電気自動車にも換装で来ます.ついでに言うと,最もクリーンなディーゼルはスカイアクティブです.

    EUが日本とwin-winの関係を作った例なんて,私,知りませんね.彼らはいつでもどこでも「ライバル」であっても「味方」ではありありませんでした.西側陣営としてグルーピングされることはあっても,いわゆる朋友ではありません.

    さて,ここから大ぶろしきを広げます.なぜ,EUは日本とallianceが組めないのか.朋友になりえないのか?

    結論から言うと,私も英米を流心とした体制が,最終的に勝利すると思います.その答えが,実は「クアッド」にすでに示されています.

    クアッドの中に「印,豪」がありますよね.なんのことはない,ここがポイントです.かつて植民地であった国々を,今度は仲間として,朋友として評価しているのです.私に言わせれば,ここが「英国の知恵」なのです.彼らは旧植民地とも,「共同体common wealth」を構築できています.英国は,世界各地にある旧植民地と,朋友としての付き合いができているのです.日本も米国と凄惨な戦闘をして,日本は敗戦国となりましたが,それでもかなりの信頼関係を米国と構築できている.

    ところが見てください,大陸ヨーロッパの国で,旧植民地と,対等に近い,民主的な共同体を構築できている国,地域がありますか? 

    東南アジアにだって,旧フランス領のベトナム,カンボジア,オランダ領のインドネシアがあるのです.が,これらの国々と,EUが同格に近い同盟関係を構築したなんて話を聞いたことがありません.また,旧英領だったシンガポールや香港は,小島でありながらも世界的な交易拠点となったのに対して,旧ポルトガル領のマカオは,ギャンブルと売春の拠点にしかなりませんでした.

    大陸ヨーロッパ,早い話がEUは,他文化圏との関係構築能力がない・・・,のです.不思議なぐらいに,ありません.詳しくは分かりませんが,おそらく大陸国家としての歴史や,宗教観念が影響しているのでしょう.

    フランスは,米,日への対抗策として「いつまでも自分に追いつけないかわいい子犬」としてのChinaに,細菌兵器構築能力の「さわり」を与えたつもりでした.が,Chinaはそこまで馬鹿ではありません.緻密にミスなく研究所が運営できるかどうかといった「繊細さ」は別として,遺伝子操作などの科学記述に習熟して細菌を調理する人材などいくらでも調達できます.極東の,漢字文化圏の底力を知らなかったのです.

    いずれにせよ,EUにとっては日本に「加えて」Chinaもこれからは脅威になっていきますよ.

    Chinaはフランスお得意の,アフリカの植民地でははありません.永遠に自分よりは格下であり続けるかわいい子犬なんかじゃないのです.

    細菌兵器は,EU(フランス)が自ら植え付けた毒です.かわいい子犬を脱却したChinaが,その毒を世界に向かってまき散らしています.

    EUさんよ,フランスよ,自ら対峙して,落とし前をつけろ!