やんこ踊り

 *昨日の産経P7矢板明夫の「中国点描」より概略抜粋

 習近平の故郷、陝西省には「やんこ踊り」と呼ばれる大衆舞踊がある。田植えの動きが起源とされ、色鮮やかな衣装をまとった男性が、チャルメラなどのリズムに合わせてステップを踏む。

 3歩進んで1歩下がり、その場で足踏みしてから2歩下がる・・激しく動いてはいるが、よく見れば元の位置から全く移動していない。最近、米中貿易協議に臨む中国の動きを見て「やんこ踊り」のステップを思い出した。

 両国は10回以上の交渉を重ねた。知的財産・企業秘密の保護・技術の強制移転・為替操作など、中国は国内法整備を含めて改善を約束し、ようやく合意寸前まで話をまとめた。

 しかし、5月に中国が突然、これまでの合意文書案を白紙に戻すような、大幅な修正案を米国に提出した。そこで、トランプ大統領は激怒し、関税の引き上げに踏み切った。

 しかし、中国は米国と本格的に対立する気はなさそうだ。中国の真意は「交渉を長引かせる」事にあるという指摘がある。

中国の反体制評論家「王赫氏」の分析では、習政権には3つの選択肢があるという。

一つ目は、米国の要求を全面的に受け入れる事。しかし、それは習氏の求心力が低下し、他のリスクが多すぎる為、難しい。

二つ目は、米国の要求を蹴って、全面対決する事。しかし、これは勝ち目が無い。

残された3つ目は、「時間稼ぎ」である。時間を掛けながら米国の変化を待ち、次期米国大統領を民主党が取れるまで、「やんこ踊り」のステップを踏み続ける。しかしそれは同時に、国際社会における中国の信用も、少しづつ低下していく事である。【終わり】 

トランプ氏「中国はバイデンや民主党勝利を夢見ている」 貿易交渉批判に反発2019.5.13 17:10https://www.sankei.com/world/news/190513/wor1905130014-n1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は12日、米中の貿易摩擦に関連し、ツイッターに「中国は眠そうで活気のないジョー・バイデン(前副大統領)や他の(民主党)候補らが2020年(の大統領選)に当選することを夢見ている。連中は米国からカネをだまし取るのが大好きだからな!」と書き込んだ。

大統領選の民主党候補指名争いで支持率トップのバイデン氏は1日の支援者集会で「中国は、私たちとは競争にならない」などと述べ、中国の脅威に真剣に向き合っていないとしてトランプ氏や共和党陣営に加え、民主党の対立候補からも批判された。【終わり】 

アメリカも、議員の高齢化の波が来ているようで、76歳の売電さんが大統領に立候補ですか・・・トランプさんも72歳ですからね。決して若いとは言えませんが、肉食人種はみんな元気が良いのかな? 

菅氏、民主党政権は「日本ナッシング」と批判 2019.5.15 18:40https://www.sankei.com/politics/news/190515/plt1905150030-n1.html

菅義偉(すが・よしひで)官房長官は15日の記者会見で、かつての民主党政権について「『日本パッシング(素通り)』ではなく『ナッシング』とまで言われた状況だった」と厳しく批判した。

 菅氏は当時の外交について「米国との関係は最悪だった。米国との関係が悪ければ通常、中国やロシアとの関係はバランス上、改善されるが、それも最悪だった」と非難した。【終わり】 

日米どちらも民主党政権は最悪でした。2度と悪夢を繰り返さない為にも「国益」という当たり前の事を最優先できる国会議員を選びたいものです。

 シナ朝鮮の国益ではありませんよ(笑)