龍角散のど飴の宣伝になった

こんなくだらない事を書きたくはなかったのですが、TVやネットの反応が余りにもおバカなので一言だけ。

「のどあめは医療行為」 熊本市議会に市民団体が抗議 2018年10月2日06時39分

熊本市議会が先月28日、緒方夕佳議員が質疑中に「のどあめ」をなめていたとして定例会本会議を中断し、質疑を再開せず閉会したのは市民の請願権の侵害にあたるとして、質疑のテーマだった請願を出した市民団体「熊本市自治基本条例をより良くする会」(西村文雅会長)が1日、本会議の招集と質疑の再開を求める申入書を朽木信哉議長らに宛てて出した。後日、公開質問状も出すという。

請願は、開かれた議会にするために議会基本条例制定などを求めていた。同会はこの日記者会見を開き、のどあめを口に含むのは、風邪による咳(せき)を予防するための「広い意味での医療行為」との見解を示した。また、議会の対応の問題点を指摘。議会側が会議規則の「品位の尊重」に触れると判断したことについて、会議規則のもととなる地方自治法に定める「品位の保持」は議員の議場での無礼な言葉などを禁じたものであり、のどあめをなめる行為への適用は「規則の恣意(しい)的な解釈だ」と批判した。【終わり】

サンジャポより。

 熊本市議会の のど飴騒動。 龍角散のど飴なめてるだけでこの騒ぎ。くだらなくね? 私も低血糖でチョコや飴に頼る時多いんだが、場所によってはおっさん達によってたかっていじめられるのか。ゾッとする。 pic.twitter.com/wvU8w40cHH【終わり】

「和の会くまもと」という一人会派の緒方夕佳議員。

日本全国どこの議会も、議会内の議事進行は全て議長に一任されている。医療行為という苦しい言い訳などしないで、議会が始まる前に、「喉を傷めてますから、のど飴を口に含んでもよろしいでしょうか?」と議長に言えば良かった話。

私が議長なら、「先に、龍角散などの処置をしなさい。また、飴は相応しくないから、今回に限り水を議場に持って入る事を許可します」と言う。実際、議場での発言には、のど飴より水分補給の方が効果的であり、咳などの防止にもなります(笑)

議場での飲食が禁止されているのは、一つ許せば際限のない拡大解釈が出来るからです。飴が良いなら、ガムも良いだろう。水が良いなら、コーヒーも良いだろうとなる。議員同士弁当食べながらパワーランチしたいなら、どこかのレストランでやって下さい。まあ、議場内の決まり事も守れない人が、法を審議する議員バッチを付ける資格など最初から無いのですが。

日本人の正直さや調和を大切にする心、そして感性が世界でも飛びぬけていると感じています。「出典:緒方夕佳プロフィール」

とブログに書いている彼女が、議会でどういう評価を受けているか。以下をお読み下さい。「調和の心」を理解しているとは思えない。

熊本市議会田上議員は、キャリコネニュースの取材に対して、こう説明した。

「緒方議員はこれまでも周囲の信頼を損なうような行動を取ってきました。赤ちゃんを議場に連れてきたこともそうです。緒方議員には個室もありましたし、直前まで別の女性に子どもを預けていたにも関わらず、赤ちゃんを抱いて着席し、マスコミの注目を集めました。周囲の議員はパフォーマンスだと感じています。昨年の12月も体調が悪いといって議会を欠席しながら、東京で政治活動を行っていました」

こうした行動が積み重なり、周囲の議員は緒方議員への不信感を抱いていたと語る。また今回の件についても、緒方議員が議事録を見れば判るような「内容のない質問」を繰り返していたことが遠因だという。

人前で話すということになれば、のど飴を口から出すのが普通ではないでしょうか。少なくとも議長から指摘された時点で口から出して、すぐに謝ればよかったのです。また今回、議会での騒動が大きくなってしまったのは、緒方議員が内容のない質問を繰り返しており、苛立ちが昂じていたからでもあります。リベラルな緒方議員に市議会が反発していじめを受けているイメージを持っている人もいるかもしれませんが、いじめでは決してありません」【終わり】

議場で8か月の赤ん坊を抱いて、何がしたいのか?

民間会社なら、社長が許可すれば、赤ん坊を背負って仕事も出来るが、議会では議事進行上絶対許されない事。市役所職員が、預ける先が無いから毎日、子供を仕事場へ連れてきて、おしめを変えたり、授乳をしますか?他の皆さんに迷惑が掛かるし、まず仕事にならない。

議会には、議員控室(会派室)があり、一人会派ならそれが個室として使える。しかも、子供の面倒を見る女性まで段取りしているのに、あえて議場に連れてくるのは、単に「注目してもらいたい!かまってちょうだい!」願望の、精神を病んでいる女史でしかない。

大体、市議会レベルでは、通常マスコミは来ないし、議長が許可しなければ、傍聴席から撮影も出来ない。映像では議会内の議員席近くまで寄ったものになっている。一体だれが撮ったものなのか?これは、最初から騒ぎを仕組んだものと見られても仕方がない。普通、傍聴席から取材する事は許されても、議場内にはマスコミは絶対に入れないのだから。

我々議員の審議時間は、全て税金で賄われているのだから、議会も、飴も舐めてはいけない。

8時間も審議が止まったと言われますが、議会の進行は、予め議会運営委員会で審議し、決められた順番通りに行う必要があります。

事務方の「条例等の説明」があり、それに対する議員の「質疑」があり、必要に応じて「議員間討議」があり、疑義があれば「討論」し、最終的に「賛否を問う」。

この一連の流れで、1つ1つの案件を審議するのです。これが、議員の「質疑」か、「討論」の途中で止まったのですから、先には進めません。

皆さんは馬鹿げた事と思われるかもしれませんが、議会進行中は全て録音され、ネットと議事録で公開されますから、「飴をなめてます」という不穏当発言が議場であったのですから、当人が謝罪し、発言訂正して、「飴をなめてます」という箇所を削除して、はじめて次に進めるのです。

面倒でしょうが、これが議会です。

議会が止まると、皆さんの税金の使い道も決定できません。皆さんの普段の生活が、止まってしまう可能性もあるのです。

こういう事案を見ていると、「勉強できる=頭が良い」ではない事が良く分かりますね。【勉強出来ない、頭も悪いでは話になりませんが(笑)】

学校では、常識までは教えてはくれません。家庭教育の大切さを改めて感じております。