小市民さん

早速の突っ込み ありがとうございます。

右から左まで、これだけ多くの推薦を受けている人ですから、全てから政策協定を結べば、がんじがらめで何も出来ないはずです。

色眼鏡も、7色の万華鏡を掛けた方が良いかもしれません。これを見ているうちは、遠くも近くも見えませんし、現実から逃避できますから。4年間、掛け続ければ、きっとバラ色の廿日市市が見えてくるでしょう。彼の目にだけは・・・

例の130億円(行政答弁では、この金額では収まらないようで、200億円くらいかかる可能性もあります)の商工業団地造成工事は、5年計画となっています。しかし、健康状態を考慮すると、今期4年で辞めるでしょうから、アクセス道路を作り、山を削って段々畑のような宅造が完成する前に辞任。到底売れない商工業団地は、次の市長の責任になる段取りだと思います。

今月10月2日の地元新聞の一面で、「産業団地を造成販売する県の土地造成事業が、2014年度決算で、105億円の債務超過(仮に全てが完売出来ても105億円分が赤字)となった。事業全体の累積赤字も450億円と判り、県民に負担(県税を使う事になる)が及ぶ可能性が高い。県企業局は、「造成すれば売れると言う甘い判断があった事は、反省しなければならない」とコメントしている」と書かれています。

県は年間1兆円規模の予算があるから、こんな悠長な事で済んでいるのですが、廿日市市がこれからやろうとしている130億以上の事業は、市の単独事業であり、全て借金です。

右肩上がりの昭和の時代じゃあるまいし、税収151億円の廿日市市が、5年間とはいえ同規模の借金までして、売れる当てもない造成事業に着手すると、3月議会に突然言い出したから、議会を二分する議論になったのです。

市長選挙の争点も、我々はこの1点に絞りました。あまりにも判断が甘すぎるし、失敗すれば市として致命的なものとなります。 しかし、市長派議員は全てイエスで、調査費など6000万程が既に通りました。今回の選挙は、市民の将来のために、何が何でも勝たねばならなかったのです。

しかし、市民の判断は僅差であれ是認。現市長を応援した人たちは、130億の話等ほとんど知らなかったであろうし、知っていても、それほどの問題とも感じていなかったのでしょう。

これは、知らしめる立場にある我々の責任でもあります。

しかし、議会では多勢に無勢。現在29の議席で17人が市長派、我々反対派は9名。

市長は「市民に信任された」という表現を使い、粛々と進めていくでしょう。現状では仕方ありません。我々の方が少数派ですから。

灯油の温風機を出しました

少し早いかな・・・と思いましたが、テーブルでパソコンに向かっていると、足元の冷たさが沁みてくるようで。毛布を巻くだけでは夜がこたえそうなので、灯油ボイラーのタンクから汲み上げて、スイッチを入れました。

少し、不完全燃焼のガスが臭いけど、ホンワカとした温かい空気に包まれています。

さて、市長選挙では残念ながら負けてしまいました。

「よくここまで追い込んだよ。頑張ったね。」という慰めの言葉は、素直に有難かったのですが、僅差でも負けは負けです。

自民・公明・民主・社民・連合・日教組・自治労(一部地域では、共産党とも連携)など、全ての団体の推薦を受けた現役市長に挑んだ選挙で、しかも、その挑戦者が新人3人も居ては、最初から、現役市長のブッチギリの大勝だと思われていました。(選挙の3か月前までは・・・)

それが、当日の開票66%でも数字が並び続け、最終開票97.3%でようやく決まると言う投票結果。

正直な処、非常に悔しいし、未だに、もっと何か出来る事があったのではと、夜中に考えている自分が情けないです。

全く知名度の無い候補を応援したのですから仕方がない結果だと、自分を納得させたい気持ちと、それを全て判った上で一緒に戦ってくれた多くの仲間に、唯々申し訳ない気持ちが未だに入り混じったまま、整理できずにいます。

人の人生が係った事ですから、気安く「リベンジ」などとは言えません。あと少し、時間が必要です。

今更ですが、選挙の罪深さが身に染みて判りました。