大変な災害になっています

行方不明者も増える一方です。 何とか早く一人でも無事に救出される事を祈っています。

安佐南区には長男夫婦が住んでいますが、八木方面ではなかったので、お蔭様で何事もなく生活できているようです。

何よりも人命救助が優先ですから、未だに生活道はあちこちで寸断されたままで、時折激しく降る雨で道路の冠水箇所は、現状のまま推移しています。

今年から幼稚園に行き始めた孫は、夜半の息をするのも苦しくなるような豪雨と、絶え間ない雷鳴に気分を悪くし、突然吐いたと聞きました。  トラウマにならなければ良いのですが。

長男の知り合いが、八木で被災していると連絡が入りましたので、今日中に土砂搬出の装備や支援物資を段取りして、明日早く現地入りする予定です。

外では、間断なく雨が降り続いてます。 東日本の震災のように、現在は高速道路が生活道となっていますから、今更ながら公共事業の大事さを痛感しています。

 

2014年8月22日(金) 7時47分掲載

広島の土砂災害、不明51人に 死者は39人

 広島市北部で起きた土砂災害で、広島県警は21日、これまで7人としていた行方不明者が51人になったと発表した。広島市も同じ被害状況を把握しており、土砂災害としては過去最大級の被害とみられる。死者39人のうち31人の身元が判明。県警は、残る8人と行方不明者の重複はほぼないとしており、死者・行方不明者数は計90人にのぼる見通しだ。県警などは約3400人態勢で懸命の捜索を続けたが、21日午後9時ごろに現場での降雨が激しくなり、捜索はいったん中断された。(朝日新聞デジタル) [記事全文]

被災地をTVで見ていますと、民放アナウンサーが、「山肌が迫ってくるような住宅街」と表現していました。
独り言ですが、「それは違うよ。 人口の急激な増加で宅地を乱開発。 水の集積する谷部分の地形が最も宅地にし易い(切土工事が少なく、簡単に盛土造成で安く販売できる)ので、軟弱地盤の山肌を無理やり切り開いた急傾斜地に、無計画に住宅を建てた建売業者や、その開発を許可した県の責任が問われる・・・ これはある意味、人災と言えます」
日本の森林面積は約66%。 他の先進国平均は30%。 広島県は、その中でも森林面積が約80%と飛びぬけて多く、日本で一番 土砂災害危険個所が多い県です。
今回の八木・梅林地区は、その指定さえされていなかった処です。 しかし、砂防ダムが設置された直下に住宅地を広げたり、明らかな危険地域を放置していたりという県の怠慢は明らかです。
これからは、ミニ宅地造成の監視や建築規制を視野に、法改正する必要があります。