【独自】自民臨時総裁選「要求する」131人 議員の44%で過半数に迫る 都道府県連とあわせ前倒しまで「21」 FNNが情勢取材 2025‐9‐7
自民党の総裁選挙の前倒しを求める書面の提出日の8日を前に、FNNは、自民党の国会議員295人に意向の取材を行い、最終盤の情勢を調査した。
7日0時の時点で「前倒しを要求する」と答えた議員は、全議員の44%にあたる131人だった。また、47の都道府県連では20が前倒しを要求する方針で、合わせると151となり、過半数172に迫る勢いであることが分かった。
石破首相の任期を待たず前倒しで行う自民党の総裁選は、衆参両院の議長を除く国会議員295人と47都道府県連を合わせた総数342の過半数=172の要求があれば臨時に行われる。前回8月下旬の調査に比べ、50人以上増えた形だ。
一方、「要求しない」とする議員は16%にあたる47人にとどまり、8月の調査から伸びておらず、117人が態度を保留するか、未回答となっている。
そして、自民党の各都道府県連では意見の集約が進んでいて、「要求する」としているのが半数近い20団体、「要求しない」としているのが9団体で、残り18の団体が「あす決定する」などとして態度を保留している。
この結果、FNNの取材では、国会議員と各都道府県連のうち「要求する」と答えたのは、合わせて151にのぼった。
過半数の172まであと21にまで迫っていて、態度保留などとしている117の議員と18の県連の動向がカギを握る。
自民党は8日、午前10時から午後3時までの間に前倒しを要求する議員からの書面の提出を受け付け、夕方には総裁選の前倒しが実施されるかどうか、結果が公表される見通し。
石破は記名式にして、総裁選前倒しに躊躇させようとしたが、逆に総裁選前倒しを要求する議員達や、地元支持者らに火を付けた。
そして、総裁選が決定する間際に「解散」するぞと脅かしたが、結果は火に油を注ぐ形になった。
現総理としての解散では、議員個別の自民党公認や比例復活の有無等が、森山幹事長の判断1つで出来てしまう。
「記名投票じゃ、誰が賛成したか丸わかりだ。総裁選前倒しには反対しろよ。そうしないと公認しないぞ」等という脅しが有効になる。
とは言え、解散総選挙の結果は又しても衆議院選大惨敗になるのは目に見えている。
比較第一党なんて言葉は今まで聞いた事が無かったけど、その選挙後は、国民民主党と参政党の議員が議席を伸ばした「多政党混成内閣」が誕生するだろう。
そうなれば、新石破弱小政権が発足しても、内閣不信任案可決で又しても解散総選挙。この次には、比較第二党くらいになるかもしれないよ。