結果の平等?

小市民さん、お疲れ様。

>あっ、田×先生などは、女性が男性よりも優位にならなければ平等ではなかったから、違うかな?

面白い「お題」を有難うございます。

最初にお断りしておきます。 私は「男女特有の能力の差」は、歴然としてあると思っていますが、それが、政治を目指す障害になるとは思っておりません。 むしろ、特定の能力において、男は、女にどうやっても敵わないものも沢山あると思っています。 その前提でご覧ください。

ご存知のように今は、民主主義の根幹にまで男女平等の「赤い風」が吹いています。

最近では、総理と同じ議員期数だから、私も総理が出来るなどと勘違いも甚だしい野田女史を初めとして、「日本は遅れてる~」と。

「議会に男女平等を」として、議員数の男女同数まで要求し始めている現状に、誰も異議を出せない。 まさに、ソビエト共産党でも考えなかった女性優位社会の実現です。他国は、まさか日本がこのような馬鹿げた案を、真面目に議論するとは思ってもみなかったでしょう。

元来、立候補する者には何の制限もありません。 男も女も関係無いし、考え方も年齢差も、個別の能力差も無い。 選挙中有権者に自分をアピールして、選挙で当選するだけの得票数を確保するという結果だけ。 だから、本来の立候補者の平等が保てる。

それを、「男女の当選者数を出来るだけ同数にする」という。 阿保?

まさか、民主主義の原点である「機会の平等」ではなく、共産主義が推し進める「結果の平等」を狙っている訳ではないですよね?

世界の女性議員の比率を見ると、(50位以下は〇表示がありません)

1位ルワンダ55.7% ②ボリビア51.8% ⑤スエーデン43.6% ⑳デンマーク37.4% ㊳独31.1% ㊽英28.5% 70シナ24.2% 101米19.7% 127露16.1% 140位 日本13.7% 153インド11.6% 163ハンガリー10.1% 最下位パプアニューギニア 0%

男女比率は、国の事情がありますから様々ですが、シナ・北朝鮮や中東の一部以外は、一応、民主的な選挙をしているようです。日本は、それでも世界標準の民主主義とは程遠い、「結果の平等」を目指すのでしょうか?

日本の現状では、男女比率は13.7対86.3。議員定数28人の廿日市市では、現在、女性6人:男性22人の比率です。 構成比は21.4%で、アメリカより上ですね ^^

日本は平均的に見て、立候補者の男女比率は概略9:1と言われています。この場合、国会議員は参考になりません。(共産党が全国で、当て馬として多くの女性候補者を出しますから)

女性の当選比率が高いのは、同じ条件で戦うと女性候補の方が比較的有利だからです。(女性有権者にとっては、より身近な存在に見える)

この現状を50%:50%にするためには、今の女性候補者を10倍くらい出さなくてはなりません。 そうすれば、極左や共産党が喜ぶばかり。でもかなり、高齢化してますから・・・ まず、この段階からイヤでしょ。

もし、結果の平等を目的とするなら、仮に、男性女性同数の立候補者が各25名いたなら、男女別の投票数で14名の当選者をカウントしなくてはなりません。

例え、男性が1500票取っていたとしても男性の中で15位だったら落選。

300票獲得した女性でも、女性の中で14位だったら当選です。

これが、民主主義でしょうか? 当然だめですよね。

ですから、今の日本の現状で、議会の男女比率を同じくする試みは、地方議会の定数割れを起こす可能性が高いのです。 又は、共産系主婦感覚の素人議員ばかりが増え、低次元の要求ばかりで、チェック機能の無い議会では、市民のためにはならない。

廿日市市で、過半数を超える数の女性市議会議員立候補者が出れば、それはそれで良い事ですけど・・・現状は、それほど甘くないと思います。

ああそうか、あなたのように、絶対に当選する自信がある方なら良いかもしれません。若くて綺麗で話が上手く、女性に人気がある女性なら、当選の確率は非常に高い。

一期4年では、ようやく議会の流れが判るだけ、結果は残せません。でも、地元の有権者は、常に結果を求めます。 政治は結果が全て。

二期目が危ないというジンクスは本物ですよ。

 

結果の平等?” への1件のコメント

  1. 寝るケーノさん、お疲れ様です。
    >ですから、今の日本の現状で、議会の男女比率を同じくする試みは、地方議会の定数割れを起こす可能性が高いのです。 又は、共産系主婦感覚の素人議員ばかりが増え、低次元の要求ばかりで、チェック機能の無い議会では、市民のためにはならない。

    よく立候補者の演説やビラに、主婦目線の政治・・女性目線の政治と訴える方いらっしゃいますが、そんなものは全くいりません。議員や首長に必要なのは、この国や町をいかに良くするか、です。女性目線や主婦目線は男性を反面教師にしているにすぎません。
    1989年、東京都議会や参議院で起こったマドンナ旋風、大半の方は次の選挙で落選または立候補しておりません。女性目線を前面に押し出した方々の次回はこうですよ。
    女性でも いわゆる株式会社 廿日市をよくする能力のある方、(またはよくする自信がある方)は立候補すればいい。能力や自信がない(1期目の方に能力云々は確かに酷ではあるが)方には男性も女性もお引きとり願いたい。名誉で行う仕事でもないし。

    男女議員同数などは、最高裁が一票の格差は違憲と言っているので、これほどわかりやすい拳法違反はないなあ。

    あっ、でもどこかの知事は最高裁判決を無視して差し止めするんだって。
    日本の最高裁判断は、軽く見られてますな。