今日の産経朝刊より

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00000033-mai-n_ame

バイデン米副大統領は15日、東部ペンシルベニア州スクラントンで民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)の応援演説をし、「私たちが(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」と語った。共和党大統領候補の実業家、ドナルド・トランプ氏(70)を批判する中での発言だが、米政府高官が、日本国憲法を「(米国が)起草した」と明言するのは極めて異例だ。

バイデン氏はトランプ氏を「事実から学ぼうとしていない」と批判した上で、日本国憲法の話題に触れた。トランプ氏が今春、日本や韓国の核武装を容認する発言をしたことを念頭に置いたとみられ、「(トランプ氏は)学校で習わなかったのだろうか? 彼に(大統領として)核兵器発射コードを知る資格はない」とも非難し、会場は笑いに包まれた。

バイデン氏は今年6月、米公共テレビ(PBS)のインタビューで、中国の習近平国家主席に対して北朝鮮の核開発阻止で協力を求める中で、「日本は事実上、一夜で核兵器を製造する能力がある」と伝えたことを明らかにしている。(終り)

「私たちが(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」・・・

今更の話ですが、アメリカから改めて言われると、腹が立ちますな。 しかも・・「日本は事実上、一夜で核兵器を製造する能力がある」 何て言うのは、ちょっと無理があるだろ~

ハード事業として作ろうとすれば、確かに半年もあれば世界最高レベルの小型核兵器が完成するでしょう。

しかし、憲法改正の議論さえままならない今の日本で、核保有なんて夢のまた夢。

日本会議に席を置いて言うのも悔しいですが、次期国会で憲法改正の論議を始めようなどと言った途端、何が起こるか・・・でしょう?

日本人の敵は、まさに日本人なのです。

核先制不使用、米司令官に反対伝える 米紙報道    毎日新聞2016年8月16日 10時48分(最終更新 8月16日 11時22分)

【ワシントン会川晴之】米ワシントン・ポスト紙は15日、オバマ政権が導入の是非を検討している核兵器の先制不使用政策について、安倍晋三首相がハリス米太平洋軍司令官に「北朝鮮に対する抑止力が弱体化する」として、反対の意向を伝えたと報じた。同紙は日本のほか、韓国や英仏など欧州の同盟国も強い懸念を示していると伝えている。

オバマ政権、ええ加減にせえよ!!  です。

世界最強の国が、「アメリカは、もはや世界の警察たり得ない」などと、言や~がって、結局、ISやシナを増長させた罪は、万死に値するぞ!!

世界最強の民主主義国が、自国しか見ない「内向き外交」で、同盟国をないがしろにした上に、今度は、核先制不使用宣言かよ。

 そこまでするなら、ついでにトランプ並に日本に言ってくれないかな~

「アメリカは、今後自国の国益のみを追求する。同盟国には、あと半年の猶予を与えるから、応分の武装を選択せよ」と。

 外圧にめっぽう弱い日本。 幹事長がシナ寄りの二階さんだから、どういう判断を下すか?

 大量のシナの運動資金が流入しているクリントン財団のクリントン政権になっても、日本に自主防衛を迫るトランプ政権になっても、基本的なアメリカの立場は変わりません。

 アメリカの若者が、日本人の為に血を流すことは、最初からあり得ないのです。  

何故か高齢問題児同士の二者択一しかない次の米政権。

日本の選択肢は、「安倍政権の今、水面下での応分の武装を選択しながら、尖閣諸島の防衛増強と、南沙諸島への政治的関わりを強めて、少しでも時を稼ぐ」しかありません。

 

今日の産経朝刊より” への2件のコメント

  1. 寝るケーノさんご無沙汰です.

    >「私たちが(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」

    要するに,米,中などの戦勝国(ま,中国が戦勝国というのは噴飯ものですが)から言わせたら,

    「日本も所詮は朝鮮半島と同じ,東西境界の緩衝地帯」

    なんでしょうね.一介の独立国家ではなく,見かけは独立しているが,実際には半植民地というわけ.

    その中で,奴隷の平和としてすっかり飼い慣らされてきたのが,いわゆる

    「意識の高い,ものの分かった,絶対戦争反対の平和主義者としての日本人」

    なのでしょう.米にも中共にも,いやぁ,実に都合がよい家畜だこと・・・

    核ミサイルの発射ボタンの入ったアタッシュケースを手に下げながら広島を訪問したオバマ氏もまた,「意識の高い,ものの分かった,絶対戦争反対の平和主義者」なのでしょうが,自分からは核のボタンに手を触れないとか,そんな格好付けしたって,現実社会にいい影響なんて,なに一つありえないのですがねぇ.

    >バイデン氏はトランプ氏を「事実から学ぼうとしていない」と批判

    だから,そうじゃないのですよバイデンさん.あなたが見ている事実とは,戦後70年米国によって都合がよいと見なされてきた戦後体制だけです.

    そんな過去の経緯なんか関係なしに,(確かに表面的でもありますが)現実を直視しているのはトランプ氏の方です.

    バイデン氏が根本的に理解していないのは,冷戦構造を作り出したのも,さらに「冷戦構造を今日まで継続させてきた」のも,この,日本を半植民地として暫定処理してきた戦後体制にあることです.戦後体制が今後も安定して継続する保障なんてなに一つありません.

    いや,現実は既に,完全に,ほころんでいます.南沙諸島から尖閣諸島にかけて,戦闘行為が起こる日は刻一刻と近付いてきています.誰がどう言おうとも,これが事実です.

  2. バイデン氏のような米国人が根本的に勘違いしているのが,

    「戦後米国の指導のおかげで,日本が優等生的国家になった」

    という思い込みです.ついでにいうと,極東で鬼っ子日本を叩いたら,日本が「いい子」になって,さらに,残りの国々も「皆いい子」になったのだという思い込みですね.

    こなから言わせたら,全く分かっていない.全くといっていいほど現実を見ていないのは,バイデン氏の方です.

    日本だから,戦後ノーサイドとなったらすぐに大人しくなり,いい子に戻ったのですし,日本だからこそ,戦後なかば強制的に与えられた憲法も,曲がりなりにも守りながら今日まで体制維持をしてきたのです.

    最高権威者の陛下でさえ,先日のビデオレターのような形で,最高に国民に気遣いをされる国,そんな希有な国家であるからこそ,半植民地的な立ち位置を強要されても不満を暴発させたりすることなしに,笑顔を絶やさずなんとかやりくりしてきたのですよ.

    何故,トランプ氏のような候補がアメリカでも人気を博してきたのか,その「現実」にこそ,バイデン氏のような薄ら戦後体制主義者は目を向けなければなりません.

    「トランプ氏は偏狭なキチガイだ!」だけでは,もはや米国人も満足しませんよ.バイデン氏は,その辺,分かっているのでしょうかねぇ