李登輝さんも、日本の現状をお嘆きだ

李登輝元台湾総統が亡くなられました。李登輝氏は、シナの巨大な圧力の中で、台湾の民主化と経済の発展に命を懸けて尽力された方です。シナ寄りの国民党に居ながら絶妙のバランス感覚で、今の民進党を育ててられた知恵と度胸に、只々敬服していました。心からご冥福をお祈りいたします。

>お隣韓国で出来た事がどうして日本で出来ないんだ! って今更安倍総理に訴えても、「だから、憲法改正から考え直そうよって、何度も何度も言ってきたじゃん・・・」と心中つぶやかれてお終いです。日本は首相であってさえ、国民に対して断定的な命令が出来ない国。だから、安倍首相も「国民にお願い」しかできないのです。

いつの産経抄だったか・・ kyusei(強制)と yousei(要請)の話がありました。内容をよく覚えてはいませんが、knifeとかknowなどのKは、黙字と言って、発音しない言葉。英語と日本語の偶然の面白さでしょうが、安倍さんは、日本の「要請」には、黙字のkがついているんだと言いたいでしょうね。

避難勧告よりも厳しい「避難指示」と言う言葉も同じ事で、日本国民には命令が出来ないから、普通の国なら出来る「避難命令」が出せないのです。かって、一般質問で「避難指示」は日本語としてかなり弱い表現だから、住民に訴えかける力が無い。 緊急時のみに市独自の「避難命令」を発する事は出来ないのかと聞いた事があります。 勿論、駄目でしたけど。

やはり、憲法改正して、自衛隊を容認し、緊急事態法・スパイ防止法の制定を急がないと、普通の国にはなれません。 

李登輝さんも、日本の現状をお嘆きだ” への1件のコメント

  1. >李登輝元台湾総統が亡くなられました。

    世界の片隅から、私も静かにお悔やみ申し上げます。安らかにお眠りください。

    約1世紀の長きに渡って生をまっとされました。まさに歴史の証人、生き字引そのものの人だったと思います。台湾の日本統治時から、戦後の混乱期を経て外省人国民党支配にとよる台湾統治、その後の台湾の経済復興から今日まで、全てを知り、またその全てに深く関わってきた人でした。

    命尽きる最後の瞬間に、どのような感慨を抱かれたのでしょうか。知りたいような気もしますが、その感慨の「深さ」は私のような凡人には到底理解できないレベルなんじゃないかなって思います。

    李登輝氏から見て、台湾は一体どこまで「普通の国」となっていたのでしょうか?

    普通とは、考え直してみると案外難しいものですね。