韓国への輸出規制

 韓国への半導体材料の輸出規制

7月2日、菅官房長官は閣議後の記者会見で、韓国への輸出規制措置について。

信頼関係が損なわれた理由の一つに、元徴用工詐欺訴訟に関する韓国の対応があったとは言いましたが、それ以上に注目すべきは、輸出規制を行う目的が「安全保障」にあると明言したことにあります。

今回の措置については、北朝鮮の瀬取りに韓国が大きく関与している疑いがあり、その為の対応だという指摘です。 

経済産業省が韓国への輸出規制を強化した品目は、「フォトレジスト(PR)」と「フッ化水素(エッチングガス)」、「フッ素ポリイミド」の3品目で、この中のフッ化水素は、ウラン精鉱から六フッ化ウランを製造し、核開発に使用される可能性が非常に高いものです。 

現に、韓国に輸出されたフッ化水素は3ヶ月分になるはずが、韓国半導体メーカーには実質1~2ヶ月程の在庫しかなく、その残差分は北朝鮮やシリアに行ったのではという疑惑があります。 

韓国貿易協会によると、今年1~5月の時点で、フォトレジストとフッ化水素(エッチングガス)の輸入全体のうち、対日輸入依存度は、フォトレジストが91.9%、フッ化水素(エッチングガス)が43.9%、フッ素ポリイミドは93.7%。 

アン・ギヒョン半導体協会常務は、「半導体生産・開発競争が激しく進行していることを考えると、輸出許可を受けるために90日も時間がかかるのは良くない影響を与える恐れがある……しかし、中長期的な観点から、サプライチェーンを適切に管理し、あらかじめ準備すれば、対応が可能だろう」と遅延だけならなんとかなるとしています。 

仮に、今回の措置によって政府が輸出許可を出さない「禁輸」となった場合、その被害は韓国だけでなく、世界の製造メーカーにも及びます。なぜなら、サムソンやSKハイ二クス製のDRAMメモリの供給が止まるからです。

取り分け、中国のファーウェイは、韓国からのメモリー供給が止まると大きな被害を受けることになります。 

6月29日、トランプ大統領はファーウェイに対するアメリカ政府の禁輸措置を見直し、ファーウェイへのアメリカ製品の輸出を認める考えを示しました。これで、ファーウェイも一息つけるかと思いきや、今度は韓国からのメモリ供給のストップ懸念。 

タイミングが良すぎますね。アメリカの禁輸解除とほぼ同時に日本の規制強化発表がされています。おそらくですが、G20での日米首脳会談で最終確認の上の、共同措置ではないかと思います。 

自民党の青山繁晴参院議員によると、韓国のホワイト国除外について、経産省の外務省と経産省が猛反対で「絶対無理です」の一点張りだったそうです。 

韓国のホワイト国から除外する案が自民党の部会で出たのが今年の1月頃ですから、今回の発表まで半年近くかかっています。その間、経産省と外務省の官僚を説き伏せ、官邸側が、出すタイミングを調整して、それをG20まで温存していた。 

トランプ大統領がファーウェイへの禁輸解除という手札を切っても、安倍総理が規制強化カードを切ることで、ファーウェイへの部品供給は逼迫したままになりますから、事実上の制裁継続です。 

安倍政権が放った今回の一手は、韓国のみならず中国ファーウェイも牽制し、次世代半導体開発競争力の確保をも睨んだ、二重三重の戦略であったとしたら、まさに「あっ晴れ!」ですね。 

どっちみち自然放置で、韓国は壊滅しますけど。↓

*通貨スワップの件 韓国が6月末に数兆円、9月末に11兆円のドル債償還時期が迫っています。その関係で、6/4全経連の許昌秀会長が日韓議員連盟の二階俊博氏、竹下亘氏らを訪問し、日韓スワップ再開を建議しました。韓国の経済危機が再燃中。この様な中で、朝鮮半島非核化への資金協力、南北統一が出来るのでしょうか?

pic.twitter.com/E5NQqJqw7C— take4 (@sumerokiiyasaka) 2018年6月7日”

 

 

韓国への輸出規制” への1件のコメント

  1. ついに歴史が動き出す・・・でしょうか.

    戦後70年,自己判断で外交ができていなかった日本が,自分の意志で外交を始めた象徴的な出来事ではないかと思います.

    もちろんこれは,安倍首相とトランプ大統領の間の密接な信頼感があって実現したものです.

    いくら民主主義的な合議制の世界だといっても,究極的なところでは,「人同士の信頼関係」が決定的な意味を持つのでしょう.

    トランプ大統領のいいところは,「現状に対してフェアなところ」だと思います.日本がこと特亜に対して自己主張ができなかったのは,当然のことながら「いつ終わることもない冷戦構造」の歴史的経緯によるものです.そして,政治端で育ってきて,下手にそのあたりの事情に詳しくなればなるほど,むしろ現状に縛られてしまい,果断な決断ができなくなる.

    要するに,結局は,前例主義.不当な現状にだっても,その道をとろとろ歩き続ける以外の「変化」ができないのです.

    私は学問を教えることを生業とした端くれですが,それでも,「もし自分が教えたことが硬直化した世の中をそのままに固定すること」に使われるのだとしたら,我慢がなりません.

    変化は不安定化の兆しでもあります.しかし,リスクを意識しながらもなお前に進んで始めて,物事は発展するものでもあります.

    今回の日本政府の決断に,私は静かにエールを送りたいと思います.

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