安倍氏の戦術

米、中国への追加関税を90日猶予 首脳会談で合意    トランプ政権 貿易摩擦 経済 中国・台湾 北米 2018/12/2 11:18 (2018/12/2 14:26更新)

【ブエノスアイレス=河浪武史、永井央紀】 米中両国は1日開いた首脳会談で、米国が中国への追加関税を猶予すると決めた。米中は貿易問題で協議を続け、中国の知的財産保護などで妥結点を探る。

米側は90日以内と期限を区切り、合意できなければ2000億ドル分の中国製品の関税率を10%から25%に引き上げる。交渉決裂による貿易戦争の激化は回避したが、関税撤廃など完全解決には至っていない。(中略)

米国側の発表では、発動猶予は中国の構造改革が条件としている。(1)米企業への技術移転の強要(2)知的財産権の保護(3)非関税障壁(4)サイバー攻撃(5)サービスと農業の市場開放――の5分野で協議し、90日以内に結論を得るとした。それまでに合意できなければ、2000億ドル分の関税は10%から25%に引き上げる。

中国側は関税引き上げの猶予に加え、米国が現在25%の関税を課している第1弾、第2弾の500億ドル分の制裁措置を「取り消す方向で協議する」(王受文商務次官)とした。中国側の発表は具体的な協議期限を示しておらず、サイバー攻撃や技術移転の強要など具体的な交渉項目に触れるのも避けた。【終わり】

 今の時点で、「90日猶予」を取り上げたのは、私の中で、もう一つの疑問点であった「入国管理法改正」の中身(まだ、ほとんどの処は示されていませんが・・)を照らし合わせて、ようやく、安倍さんのやりたいことが少し判ってきたからです。

 急ぐのは「憲法改正」だろ? と、昨年、与党が必死に入管法改正を通過成立させた真意が理解できなかったのです。

 しかし「滞在期間が最長5年で単身が条件の「特定技能1号」の対象は14業種で、人数の上限は5年間で計約34万5千人と確定。受け入れは当面、9カ国(ベトナム、フィリピン、カンボジア、中国、インドネシア、タイ、ミャンマー、ネパール、モンゴル)からとし、日常会話程度の水準を求める日本語試験を実施する。」 という文章を良く見ると、

1017年までの5年間の外国人労働者数は約60万人なのに、今後5年間は半減。こりゃ、外国人労働者制限法じゃない?しかも、受入国に韓国の名前が無い・・・ ん?韓国が無い?・・・そう言えば・・・

 2015年に、「戦時売春婦」の財団を作って、「最終的かつ不可逆的な解決」という文言を、アメリカの立会いのもとで確認し合い、10億円を拠出した時の違和感を思い出しました。

 「韓国は、どうせ守る訳ないだろ~」と、みんな思ったはずです。なのに安倍さんは、妙にさっさと事務的に処置して、韓国に満額回答をした。

 そして昨年予想通り、個人の請求権復活でよろしく~、おら、10億返すぞ~で、「財団解散」。しかも、偽徴用工裁判で、在韓日本企業の資産差し押さえ。レーダー照射した上、日本の対応に逆切れ。そんな非常識な韓国人は、労働者として不要なのです。

 また、経済音痴の阿保文が、何の根拠も無く最低賃金UPなどで、零細企業ほぼ壊滅、サムスンやLG電子の不振、韓国日産ルノー撤退等・・で、韓国経済は税収もボロボロで、日本の援助無しでは、北朝鮮との統一なんて出来る力は無い。

 これを、トータルで時系列に組み立てて、最後にシナに対する「90日猶予」を放り込んだら「安倍さんは、この3~4年で、韓国の垂れ流す嘘を国家戦略で崩壊させて、韓国の正体を世界中に知らしめ、そしてトランプ氏は、シナが守れるわけがない「知的財産保護等」で、関税率を大幅にUPして、真綿でシナの首をユックリ締め上げ、北朝鮮と韓国への影響力を弱める戦術」が見えてきました。これが偶然なら、出来すぎでしょう。

 確かに時間は掛かりましたが、私の意見が多少外れた処で、朝鮮半島は時を置かず自滅します。(昨年の時点で、労働者受入国に韓国名が無い事を、誰も気づかないのか?)

このままの習政権では、シナは内乱を誘発するかもしれません。しかし、国際的な日本の信用は、維持、もしくは向上したまま。

 安倍さん、見事だと思います。多分(笑)

 

安倍氏の戦術” への2件のコメント

  1. あらためまして,あけましておめでとうございます.寝るけーのさんを始め,ここに集う皆様の本年のご多幸をお祈り申し上げます.

    さてさて・・・,

    年始そうそう個人的に気になっているのは,やはり,レーダー照射問題です.というか,それに対する日本政府の動きです.韓国の尋常じゃない反論ぶりを見ると,やはりこの裏には一物も二物もあるような気がします.

    韓国の軍艦が国旗を出していなかったことが,一番気になりますよね.あの,北朝鮮漁船の難破船だとか言われている小舟について,日本側からも全くコメントがないのが一番気になります.

    なにか,怪しげなコンタクトがとられていたという勘繰り説も,まんざらじゃない思えるのですよね.

    みなさんご存知の通り,北の難破船は去年一年だけでも,日本海岸沿いに,それこそ百隻以上漂着しています.その一体何割を,韓国は軍艦を出して救助してきたのというでしょうか? そんな話は聞いたことありませんよね.

    しかも,どうしても救助したいのであればもっと半島側のところでやればいいし,そもそも救助の仕事は,coast guardの仕事でしょう.わざわざ軍艦が出てきてやる仕事なんかじゃない.

    しかも北と南は国交もない敵対関係ですよ.そんな,つまみ食い程度の救助活動なんて,むしろ北から余計なお世話と迷惑がられるのがオチです.

    かなりのレベルの隠密行動がとられていたとみる方がむしろ自然でしょう.

    冷静に考えれば,日本の近海なら,衛星で常にばっちり100%の監視可能です.わざわざ哨戒機が確認に行ったというのは,その時点から,高度な情報の裏打ちがあったからなのかも知れません.そして,自分たちの隠密行動がばれたと焦った韓国軍が,思わずレーダーを照射した・・・.

    情報のやり取りに物理的接触など不必要な現代ですから,そこで取り交わされたものは物資か人か.もちろん,物資をやり取りするには小舟はあまりにも貧弱だから,これはもう,「人」の受け渡ししか残りません.

  2. 続けます.

    問題は,人のやり取りをしているとして,それが西側に利するものなのか,はたまた北に利するものなのか,そのどちらなのかですが,残念ながら,最近の文政権の動きや軍艦の火病ぶりを見ると,これは北との共同作業としか考えられません.

    つまり,「北からのスパイを隠密に受け取った」,というのが一番しっくりくる.今後は,韓国人のふりをして,米国や日本の情報を引き出したり,攪乱作戦を仕掛ける人材です.幸か不幸か,北のような国は,国家事業でスパイを養成していますからテクニックが高いはず.もしかしたら,韓国内の右派に対するスパイ活動にダイレクトに利用するのかも知れません.いずれにせよ,北でしっかりと仕立て上げられたスパイは,韓国としてもいい買い物でしょう.

    そこまでの条件がそろっていたとします.この問題で厄介なのは,一度この人材が韓国に入国してしまうと,日本はおろかアメリカも,その人物の特定が困難になります.彼らが海上にいる段階でその人物を見つけなければ.だから,韓国側からしても,日本の自衛隊が,スパイの受け渡し現場を詳細に撮影してくるのではと緊張している.

    韓国の反論動画が「日本の哨戒機の異常接近」を主題としていることも,通常の韓国なら「日本の証拠動画を見てから思いついた」いつもの反論とも見えますが,もしかしたら,スパイの引き渡し現場を「見られたかも知れない」という恐怖心から,日本の哨戒機の異常接近に大して異常なまでに敏感になっている可能性もある.

    もし,韓国の当初の説明通り,小舟の乗員が本当の漁民なら,漁民の顔を撮影されたところでどうってことありませんが,これがスパイの顔を(日本側に)撮影されていたのだとしたら大問題です.

    こういうのって,「饅頭理論」といって,落語の小話で,親の出掛に饅頭を秘密に食べちゃった小僧が,親が返ってくるなり「僕,饅頭食べてないよ」っていうヤツです.自分がそのことを気にしているから,思わずその部分にこだわって反論してくる.

    韓国はレーダーを発射していないというのが,現在の(おそらく)スタンスなのでしょうから,別に,日本の哨戒機が近づこうがどうしようが,そもそもの議論としては関係ないのです.彼らは(ないものは証明できないので),日本の証拠動画中の哨戒機の中に聞こえる「レーダー音がニセモノであることを証明」すればそれで事足ります.

    今一度,レーダーは照射しちゃったというスタンスに鞍替えするのであれば,なんだか今回の異常接近説を採り上げるのも分からないでもないですが,それなら「もっと接近した瞬間の動画」をダイレクトに出してくればよい.少なくとも10秒ほどの動画を出してきたのですから,その前後も彼ら側だって日本の哨戒機を撮影しているはずです.日本の哨戒機が最も接近した瞬間の動画をばっちりと出して来れば事足りる.

    それこそ,韓国世論は大喜びでしょう!

    が,事実は,その「決定的な瞬間の動画」は出せなかったわけです.もちろん,そんな証拠を提示したら,北や,もしかしたらそのバックにいる中共やロシアに対して,隠密行動が大失敗だったとの証拠ともなってしまうからです.

    ですから,一般国民には「日本側が異常接近した」と印象付けながらも,同時に,北には「日本哨戒機が遠くにいる間に,レーダーでもなんでも照射して,追い返してやった」とのメッセージを込める必要がある.それが,あの動画冒頭10秒の,やたら遠くにかすかに映る日本哨戒機の像だということになる.

    そして,その後はあえて日本の哨戒機側からの証拠を採用することで,北に対して「決定的な瞬間は,日本側には撮影されていないから!,隠密行動はばれていないから!」というメッセージを送る.こうすると,一番整合性が取れる.

    しかし,これもまた子供だましであることは必至です.もし日本の哨戒機が,もっと重要な場面を「あえて国際法を無視して異常接近して撮影した」としても,日本側だって,そんな大事なものを証拠として世界に広く「公開」させるわけがない.当然ながら,公開しても影響のない部分を選んで公開しているのです.

    そして,その方がむしろ,北や中共,ロシアを困惑させることになる.「証拠の半出し」ほど,相手を疑心暗鬼にさせるものはありませんからね.

    もし本当に北から何かを受け取っていたのだとしたら,北の幹部は怒り心頭でしょう.受け取らずに未遂で終わっていたなら,まだ何とかなるのですが.

    とにかく韓国はドツボにはまっている.北からもし何かをもらっていたとしたら,それこそドツボ以外の何物でもない.もちろん,以上の議論はスパイ以外の物の移動でも完全に当てはまります.こうなったら最後,もう一度何らかの隠密行動を企てて,それを北にこそっと返して全てをなかったこととするしかない.

    でも,日本の「証拠の半出し」から見ると,何か受け取っちゃったんでしょうねぇ.韓国の戦艦.そして,その決定的瞬間が日本の哨戒機に撮影されちゃっているんでしょうねぇ.

    以上は完全にこなの妄想です.が,そんな事実が無かったとしても,安倍政権はなかなか策士ですね.なにか(我々の知りうるところにない,しかし)決定的に重要な情報をつかんでいる可能性は高いですよ.今回の証拠動画の公開も,官邸主導で決まったという話があります.だとすると,これもまた,安倍首相の戦術の一つだということが出来ます.

    不謹慎かもしれませんが,ちょっとワクワクしています.