商業捕鯨再開案を否決=日本、IWC脱退示唆-欧米など反発強く(2018/09/15-00:03)

ニューイングランドの捕鯨船

 【フロリアノポリス=ブラジル南部=時事】国際捕鯨委員会(IWC)は14日の総会最終日、商業捕鯨再開を目指した日本の提案を反対多数で否決した。日本はクジラの生息数など科学的データを基に再開の正当性を主張したが、欧米など反捕鯨国の反発は収まらなかった。採決後、日本政府は「あらゆる選択肢を精査する」と表明、IWC脱退を示唆した。

 日本の提案は棄権などを除き、反対41、賛成27で否決された。IWC加盟全89カ国のうち、日本の主張に近いはずの捕鯨支持国(41カ国)の6割強からしか賛同を得ることができなかった。商業捕鯨の再開は将来的にも難しい状況だ。

 日本は捕鯨再開に加え、反捕鯨国が求める禁漁区の設定など「重要事項」を決めやすくする仕組みも併せて提案。捕鯨支持国と反捕鯨国の勢力が反発し合い、協議が行き詰まっているIWCの改革を訴えた。

 否決後、谷合正明農林水産副大臣は反捕鯨国から日本提案に「建設的な対案が示されなかった」と批判。「日本はあらゆるオプション(選択肢)を精査せざるを得ない」とIWC脱退の可能性に言及した。

 仮に日本がIWC脱退を決めた場合、国際的な批判が高まるのは必至。国際ルール上、南極海での調査捕鯨を継続することも困難になる。日本政府は国際世論と商業捕鯨再開を求める国内漁業関係者との板挟みとなり、難しい立場に追い込まれる。

 日本は否決が確実な採決には持ち込ませず、明確な反対が出ない限り認められる「コンセンサス合意」の形での決着を目指した。ただ、オーストラリアなどが「商業捕鯨の需要は減っている」と日本案に相次ぎ反対を表明。総会での採決を余儀なくされた。【終わり】

以下のコメントは私ではありませんが、私と同じ意見です。

他国の食文化を頭から否定し、牛や豚は神が与えた食物だと言い張る欧米のカルト達

いわゆる「反捕鯨」に堕ちた欧米諸国と分かり合えるなどと決して夢想してはいけません。「反捕鯨」は「カルト」のようなものですから、欧米諸国自身がその異常と気持ち悪さに気づかない限り、私たちがいくら正論(わが国だけが学術的有効な調査捕鯨をし、その結果としてミンククジラなどの生息数が増えすぎてむしろ海洋生態系に異常が生じていること)をぶつけても理解できる精神状態ではないのです。

我国と同じ捕鯨支持国が41か国もありながら、わが国の提案に対する賛成票が二十七票に留まったことからも、日本の捕鯨能力そのものへの危機感が煽られて採決は失敗に終わりました。

 この件は、そもそも採決に持ち込まれたこと自体がわが国の戦略的失敗だったのです。農林水産省の対応班は、採決を避けて「コンセンサス合意」の道を目指したにも関わらず、英連邦豪州などが主導して採決に持ち込まれた時点で負けは確実でした。

アイスランドの捕鯨

 今後は、ノルウェーのように独自の捕獲数制限を設定し、あくまで国際捕鯨委員会(IWC)を無視し続けるか、或いはアイスランドのように一旦脱退し、再加入しても「IWCの捕鯨モラトリアムに反対」と条件づけるようなしたたかさを持つことです。カルトの顔色(世にいう国際世論)を伺うような中途半端な真似は、この件ではしなくて構いません。【終わり】

昨日、捕鯨の話をしていたので、今日はこれを載せました。私はIWC脱退という選択もありだと思います。 これほど科学的根拠から発言しているのに、片方の反捕鯨は「情」だけで切り込んでいる。でも、これで勝てるんだからカルトなんでしょうね。

イワシやサバなどの小魚類がとれなくなったのもクジラの驚異的な食欲のせいでしょ?奴らはプランクトンしか食べないって、どこの誰が信じるのか?バカバカしい。調査捕鯨で、胃袋を開いた写真を見てないのか?日本人は、商業捕鯨をしても、クジラを絶滅させたりはしない。欧米人じゃないんだから。

 

 

 

” への1件のコメント

  1. ブログ更新ありがとうございます。調査捕鯨に携わる諸兄に対するささやかなエールとして、小生は最近 スーパーで鯨肉関連商品を見かけたら2回に1回は購入しております。低脂肪高蛋白食材ですので、生活習慣病対策として(エンゲル係数を保留すれば)好都合ですので。やはり、「一頭で七浦潤う」と言われた食文化および生き物の命を粗末にしない伝統を、将来にも継承してほしいと思いますので。
    気候の変わり目、議員先生も御自愛下さいませ。