香港は終わった

当分の間、書かないでおこうと思いましたが、香港の大変な状況を見て、出来るだけ打ち込みだけで頑張ってみようと思います。

1997年の香港返還は、とても大きなニュースでした。そして「50年不変」という国際的な約束のもとで、「一国二制度」という言葉も生まれました。

共産党独裁の国家ではあるが、香港の自由と民主主義は50年間堅持するというものです。しかし、全人代での「国家安全法制導入」により、23年経った時点で約束は一方的に反故にされました。

新聞によると、返還当時に比べて、香港の経済規模の国内比率が約1/10に下がっており、昔ほどの重要性が無いとの事。むしろ、香港に1300ものペーパーカンパニーを構えている米国の影響の方が大きいから、米国が大胆な政策は打てないと高をくくっているとありました。

かたや日本のChinaスクール外務省幹部は、「みんなで中国を非難する事が国益に適うのか。こういう状況だからこそ、よけいに中国と意思疎通を図らねばいけない」などと、能天気なコメントを出しています。尖閣が今どういう状況か分かって言ってるのか?と言いたい処ですが、馬鹿に言っても「馬の耳に念仏」でしょうから。

ただ、これだけは、世界中の人々が認識しただろうと思います。「独裁国家シナは、絶対に信用できない」と。

シナという国土は、何度も様々な民族が滅亡した処です。皆さんご存知の時代で言うと、強大なモンゴルに呑み込まれ、元王朝になった時点で、漢民族の男性は、ほぼ完全に殲滅されました。そして、昔の満州付近にいた女真族に、またしても、ほぼ完全に滅ぼされ、清王朝の男性は辮髪と呼ばれるお下げ髪をするようになりました。

大まかに分けると、紀元前の夏・殷・周・秦から、紀元後の三国志の漢・晋・隋・唐・宋・元・明・清・中華民国・中華人民共和国という事ですが、王朝ごとに「焚書坑儒(前王朝を全て否定し、前王朝の儒学者を全て生きたまま穴に埋める)」と呼ばれる行為で、その都度、自分達に都合の良い歴史を作って、栄耀栄華を極めたのです。

ちょっと脱線ぎみになりましたが、シナという国土は、歴史上ただの一度も、民衆に自由や民衆主義をもたらしたことが無い処で、今の国も、共産党という王朝を70年維持しているに過ぎないのです。そこには、世界の人々の多くが、獲得できている普遍的な自由や平等はありません。

シナは、この共産党独裁を守り続けなければ崩壊します。でも、その独裁が続く限り、どんなに苦労しても世界制覇はかないません。誰もが、シナの正体に気付いたからです。侵略を繰り返された歴史は、大国を割らないという決意になり、二度と外敵に侵されない大きな国を作るという一心だったかもしれませんが、その巨大な人口が、シナを崩壊に導くのだと思います。

今回の香港問題も、崩壊前の蟻の一穴に見えるのは、私だけでしょうか?