東京地裁に馬鹿が居る

“心は女性” 女性トイレの使用認めない国に賠償命令

東京地裁 心は女性で体は男性の性同一性障害と診断された経済産業省の50代の職員は、職場で女性用トイレの使用を認められないのは不当な差別だとして、国に対して処遇の改善や、1650万円余りの賠償を求めました。

職員は自分の部署のフロアでは女性用トイレの使用が認められず、2階以上離れたフロアでトイレを使うよう言われていて、国側は「ほかの女性職員との間でトラブルが生じるおそれがあり、合理的な判断だ」と主張して争っていました。

12日の判決で東京地方裁判所の江原健志裁判長は「個人が自分で認識する性別にあった社会生活を送ることは重要な法的利益として保護されるべきだ。性同一性障害を含むトランスジェンダーの人が働きやすい職場環境を整えることの重要性はますます強く意識されるようになってきている」と指摘しました。

そのうえで「職員は女性として認識される度合いが高く、男性用トイレを使うことも現実的に困難だ。女性用トイレの使用を認めないのは社会観念上、妥当ではなく、違法だ」として、女性用トイレの使用を認めないとした国の措置を取り消したうえで、国に130万円余りの賠償を命じました。(令和元年12月12日 NHKニュース)

 東京地裁はバカの巣窟か?

 心は女性で体は男性なら、女性用トイレに入る権利があるという判決。 では、全国の銭湯に通達を出せばよい。

「心は女性で体は男性」という人々は、女湯に入る権利がある。 それを拒否したりすることは社会観念上、違法である。

女性には、それを拒否する権利は無いのですか? まあ、たちまち日本中の銭湯の女湯は、下心見え見えの男だらけになるでしょうね。 そして、銭湯は4種類の部屋が要ることになります。 男と、女と、女性の心を持った男と、男性の心を持った女に。

毎日、ネタが豊富過ぎて呆れてます。 

ネタが豊富な時期にあえて

中川毅著「人類と気候の10万年史」を読んでいます。

2011年3月11日の東日本大震災。  その1150年程前の869年には、その前例となる「貞観地震」があった。 それなのに、想定は出来なかったのか。という文章から始まります。

今の災害は、過去5~10年程の周期データー(通称:7年周期)を分析して想定基準にしているようです。(実際、雨量の確率計算には、岩井法、ヘイズンプロット、トーマスプロット、グンベル法、指数分布による確率計算法などがありますが、それほど詳しくありませんので、この程度でご 勘弁下さい)(笑)

  しかし、今の平均寿命を考えれば、人生に一度起こり得る「100年に一度の災害」を想定しなければなりません。 では、その10倍の1000年に一度の想定とは?  日本で1000年前は平安時代ですが、先程の東日本大震災と同レベルの「貞観地震」が起きたのは1150年前。 その1000年に一度の確率で、8年前、東日本大震災は起こった。 これも現実です。

筆者は、 「1000年は、地球の歴史の中では一瞬に過ぎない。一万年に一回の災害は、1000年に一回の災害より甚大である。10万年や100万年に目を広げれば、それこそ「トンデモナイ」ことが起こる。極端な例では、今からおよそ6600万年前、地球に巨大な隕石が落下し、恐竜を含む大半の陸上生物が絶滅した。そのような事が、将来起こる可能性は非常に低いが、仮に起こると分かったとしても、有効と言える対策はほとんど存在しない」

「地質学的な時間を視野に入れれば、「想定」と「対策」に限界がある事は明らかである。10万年と数千万年の間のどこかに、私達は現実的な線を引かなくてはならない。それをどこにするかは、究極的には哲学の問題であって科学の問題ではない。」

「地球の過去には、現代とまるで似ていない時代があった。現代の基準では「災害」としか表現できない出来事が、日常的に繰り返したような時代もあった。実は現代は、地球の歴史中では比較的めずらしい、おだやかで暮らしやすい時代なのである。」

この本は、データーを挙げながら、主観を出来るだけ織り交ぜないで、両論に組することなく冷静に書き進めています。

 東日本大震災は、マグニチュード9、震度7、潮位(最大遡上高さ)40.4m、死者・行方不明者18,466名、浸水域507㎢というMAXデーターを基準に、日本は、これからの国土強靭化事業の再スタートをしなければいけませんが、実際は、そうなっていません。 後日、読後の感想を書けるよう頑張ります。